■配電部■北陸電力送配電との非常災害対応実働訓練の実施

 東北電力ネットワーク配電部は5月26・27の両日、北陸電力送配電から要請を受け、富山市民球場アルペンスタジアムで実施された非常災害対応実働訓練に参加しました。災害時の相互応援の円滑化に向け、隣接する電力会社との連携を深めました。

隣接会社との連携強化 相互応援の円滑化へ

 訓練は線状降水帯による河川氾濫や土砂崩れで、富山県内を中心に最大7万戸が停電したとの想定で行われ、自治体や警察などの関係機関も参加しました。
 同訓練は北陸電力送配電が3県(富山、石川、福井)持ち回りで毎年開催しており、今年度は隣接する東北電力ネットワークへ参加要請がありました。これを受け、新潟支社管内の上越電力センターならびに糸魚川電力センターから応援隊を編成して参加しました。
 東北電力ネットワークは他電力の受け入れに係る情報連携の確認をはじめ、高圧配電線の断線修理や、高圧発電機車を並列させた応急送電訓練に臨みました。

 

平時からの連携強化の重要性を再認識

 近年、自然災害が激甚化するなか、災害時における対応力強化と一般送配電事業者における連携強化の重要性を再確認するとともに、本訓練において多くの気付きを得ることができました。

 

参加者コメント
糸魚川電力センター配電課 藤田課長(新潟支社隊長)

 

 北陸電力送配電の訓練に支社隊長として参加し、応援派遣側の視点で、受け入れ体制や被害把握、仮復旧に至る一連の対応を実践的に確認しました。訓練中は発声・相互確認が徹底され、緊迫感に満ちていました。他電力への派遣という貴重な経験は、参加者の知見や技能を高め、現場での判断力向上につながる有意義な機会となったと確信しています。新潟県は北陸エリアと隣接しており、災害時には応援・受け入れの両面で協力し合う重要な位置にあります。今後も訓練の成果を生かして、組織全体の対応力を引き上げ、さらなる現場力と連携力の強化に努めていきます。

 

北陸電力送配電へ復旧作業完了を報告する藤田課長(新潟支社隊長)

 

参加者コメント
上越電力センター配電工事課 井村配電主査(作業責任者)

 

 北陸電力送配電から訓練への参加打診をいただいた際、大変貴重な機会だと思い志願しました。他電力との合同訓練は初めての経験でしたが、多くの学びを得ることができました。現地ではまず、モバイル端末を用いた被害情報共有システムの操作や、配電設備に関する受け入れ教育を受講し、当社との運用や設備の違いを正しく理解しました。
 続く復旧訓練では、災害時連携計画に基づき、高圧本線の断線修理を実施し、さらに両社の高圧発電機車を並列運転させた応急送電にも臨みました。現場では初めての試みでしたが、トラブルなく確実に行えることが確認でき、大きな自信につながりました。自然災害はないに越したことはありませんが、万一の際には、訓練の成果を生かし、迅速かつ確実に行動して災害復旧に貢献できるよう、今後も備えていきます。

 

高圧発電機車の操作状況を確認する井村配電主査(写真左)

イイね!
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