
【地域の魅力発信シリーズ#11】新たなスタート。加茂水族館、進み続けるためのリニューアル
2026年4月1日にリニューアルオープンを迎えた、山形県にある「鶴岡市立加茂水族館」。#2での紹介から約1年を経て、リニューアルの目的や新たな見どころを再度取材してきました!
今回は山形支店の山田さんが現地取材!
皆さんからの情報提供をもとに進めるこのコーナー。第11回は、山形支店地域共創本部の山田 悠馬さんからの取材レポートをお届けします!
<情報提供者のご紹介>
【山田さんからのコメント】 80種類以上のクラゲを展示し、その多さから「世界一のクラゲ水族館」とも呼ばれる加茂水族館。加茂水族館では、庄内地域の交流人口を増やすために、出前授業や修学旅行生の入場料無料化など、地域へ訪れる「きっかけ」をつくる取り組みを続けており、現在では来場者の約7割が県外や海外から訪れるお客さまとなっています。 過去には山形支店主催のセミナーやイベントを開催するにあたって会場としてご協力いただいたこともあり、東北電力グループとも深く関わっている加茂水族館は、今年リニューアルオープンを迎えました!クラゲの展示数はなんと100種類を突破したとのことで、私自身ワクワクしながら取材に行ってきました。 記事を通じて、加茂水族館の揺るぎない「オリジナリティ」、そして、進化を止めない「アップデート精神」を感じてもらえると嬉しいです。 |
「世界一のクラゲ水族館」がリニューアル!
今回のリニューアルの見どころについて、館長の奥泉和也さんにお話を伺いました。「目玉の一つは、100種類以上のクラゲを展示するために行った、水槽のサイズアップや展示スペースの増設です。そして、魅力的な展示を影で支えている研究所棟も大幅なアップデートを行い、内部の温度を自由自在に変化させることができる“恒温室”を5つ増やし、合計6つにしました。これは世界的に見ても稀な規模です。今回、クラゲの展示数を増加することができたのは、この研究所棟のアップデートによるところが大きいです」

鶴岡市立加茂水族館 館長 奥泉和也さん
さらに奥泉館長いわく、今回のリニューアルではクラゲの展示だけでなく、売店で販売しているお土産のバリエーションも増えたそう。その中でも「加茂水族館オリジナルの『クラゲ図鑑』は大変人気で、説明の詳細さと写真の大きさは一般の図鑑以上だと自負しています。また、クラゲをモチーフにした手作りアクセサリーやイラストを手掛ける作家の「藍水(らんすい)」さんとコラボした商品『オリジナルかんざし』も好評です」

人気の「クラゲ図鑑」
藍水さんが制作したくらげのオリジナルかんざし
リニューアル後のお客さまの反応を伺うと、奥泉館長は「“マイクロアクアリウム”に驚かれる方が非常に多いです。この展示スペースでは、小さなクラゲの動きを顕微鏡やモニター越しにリアルタイムで見ることができます。詳細なクラゲの解説文も掲示しているので、立ち止まって文章をじっくり読むなど、リニューアル前よりも長い時間を過ごしてくださる方が増えました」と嬉しそうに語りました。
- マイクロアクアリウムの様子。壮観!
- 壁に記載されている解説文とともに楽しめます
世界を魅了する「オリジナリティ」
元々「クラゲの水族館」として有名な加茂水族館ですが、今回のリニューアルはどのようなコンセプトで行われたのでしょうか。奥泉館長に伺いました。
「我々は、これまで築き上げてきたオリジナリティが、喜んでくださるお客さんを増やすことにつながってきたと考えています。ですから、今回のリニューアルでは“世界に2つとないオリジナリティ”を目指しました」加茂水族館の目指すオリジナリティについて奥泉館長に伺うと、「生物の生きざま、ありのままを見ていただけることです。人気のある生き物ばかりを展示したり、派手なショーを行ったりすることは、私たちの目指すものではありません」と語りました。

名物の「クラゲドリームシアター」
「自由に楽しんで」懐の広い展示
リニューアル後の加茂水族館、どのように楽しむのが良いのでしょうか。奥泉館長に、展示に込めた思いを伺いました。「我々は“世界一のクラゲ水族館”としての自負を持つ一方で、誰もが自分なりの楽しみ方を見つけ、思い思いに過ごせる“懐の広い展示”を目指しています。それを実現するためには『2位』ではダメなんです。世界一と呼べるほどの水槽の規模やクラゲの種類があってこそ、展示の楽しみ方にも幅が生まれます。じっくり観察する人、クラゲが漂う姿に癒される人、写真を撮る人など、お客さま一人ひとりが自由に楽しめる余地を作ることができるのです。展示は完成したら終わりではありません。きっと明日、一週間後、一か月後には、さらに良い展示になっています。だからこそ、皆さんには何度でもお越しいただきたいですね」言葉の端々から、よりよい展示を追求し続ける奥泉館長の静かな情熱が、ヒシヒシと伝わってきました。

スタッフさんの解説を聞くのも楽しい

クラゲは本当に楽しい生き物
奥泉館長に、読者の皆さんへのメッセージをお願いしました。
「クラゲは本当に楽しい生き物です。他の水族館でもクラゲを鑑賞することはできますが、加茂水族館ほどクラゲの生態系や特性について深く知ることができる水族館はないと自負しています。ぜひお越しください!」と、笑顔で答えてくださいました。

静かな室内で美しい光に照らされたクラゲたちがたゆたう姿を見ていると、いつしか日常を忘れて加茂水族館の世界観に沈んでいくような感覚に包まれます。他の水族館では体感することができない非日常感、癒しは日々の疲れをゆっくりと洗い流してくれます。
リニューアルを機に、加茂水族館の情熱がどのように施設に反映されたのかをぜひその目で確かめに来てください。クラゲだけでなく、あなたの心もきっと揺れ動くことでしょう。
編集後記
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
ほぼ無音の空間の中(実は加茂水族館では,展示に集中してもらうため,意図的にBGMを流していません)不思議なリズムで泳ぐたくさんのクラゲたちをのんびり眺めていると、日々のストレスがすぅ~っと溶けていくような、気を抜けばその場で寝落ちしてしまいそうな、そんな感覚を味わうことができます。
私は水族館に対して「子供が喜ぶ場所」というイメージをもっていましたが、今回のインタビューを通して、「大人でも楽しめる場所」だと認識を改めました。多くの情報に溢れ、疲れを感じやすい現代社会。そんな時代を生きる私たちを救ってくれるのは、加茂水族館で優雅に生きる美しいクラゲたちなのかもしれません。
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今回の「地域の魅力発信シリーズ」はいかがでしたか?経営理念「地域社会の共栄」やスローガン「より、そう、ちから。」を掲げる東北電力グループ。皆さんにも思い出の場所、大事にしたい地域や文化があるのではないでしょうか。BRIDGEでは私たちの事業基盤である東北・新潟各地域の個性あふれる魅力の発信を強化していきたいと考えています。
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【地域の魅力発信シリーズ#1.5】「もち」がごちそう!? 岩手県一関市の食文化に迫る!!
【地域の魅力発信シリーズ#2】山形県鶴岡市 加茂水族館の挑戦と進化
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