
コミュニケーション&トピックス③
相手の話を聴くときは、どんなことに気を付ければいいの?
4回目の配信となる「コミュニケーション&トピックス」。今回は、エネルギー対話活動において、相手の話を聴く際のポイントを考えてみましょう。
本題の前に・・・
こんにちは。エネルギーコミュニケーションユニットの小高です。
6月記事に予想以上の反響をいただきました。読んでいただいた方、「イイね」をくださった方、ありがとうございます!
今後も、最近取り組んでいる業務や私の趣味などを、記事冒頭で簡単にご紹介させていただきます。
●「再生可能エネルギー」に関する対話素材を作成中!

カーボンニュートラルに向けた重要な電源として再生可能エネルギーが注目されています。お客さま、地域の方々からご質問をいただく機会もあるかもしれません。
対話素材は間もなく社内周知する予定ですので、ぜひご覧ください!
●私の釣り道具をご紹介!

使用しているロッド(左)とルアー(右)。最近は増えすぎた釣り道具が部屋を占領してしまい、片付けに苦慮しております。
対話のポイント「傾聴」「真意確認」「共感」について
〜相手の話を「傾聴」し、言葉の奥にある「真意」を探る〜
では本題に入りましょう。
例えば、日々の仕事やご家族との会話で、こんな経験をしたことはありませんか?
| 皆さん: | 「ちょっと●●のことで聞いてほしいことがあるんだけど・・・」 |
| 同僚ご家族など: | 「●●については▲▲だから★★なんだよ。ほら、ここに書いてあるでしょ、 だからさ~・・・」 |
上記の会話だと、皆さんは「話を聴いてもらえていない!」と思ってしまうかもしれません。
「まずは相手の話を傾聴すること」が対話の出発点であり、エネルギーや原子力について地域の皆さまと話をする際も同じです。
どうしても頭の中で「どう答えようか」と考えてしまいがちですが、相手がどのような不安や懸念、疑問を持っているのかを把握できるよう、まずはしっかりと相手の話を聴くことが大切です。
また人は、言いたいことをストレートに表現するとは限りません。相手の発言をそのまま受け取るのではなく、相手の言葉の奥にある本音(真意)を汲み取ることも大切です。そのためには、「私は●●さまのお話をこんなふうに理解しましたけれどもそれでいいですか」と、確認することも効果的です。

対話のポイント「傾聴」「真意確認」「共感」について
~相手の気持ちを受け止め、共感する~
相手の話を聴き、真意を確認する中で、相手の気持ちを受け止め、「共感」を示すこともポイントです。
「共感」については前回(8/18記事)でも触れましたが「賛成」することと「共感」することは異なります。賛成できないことであっても、相手が思っていることをそのまま受け止めながら、こちら側から「共感」の反応を示すことが大切です。
例えば、「原子力は怖い。もう動かさないでほしい」と言われたときには・・・・
「それは違います。原子力は必要です」、「安全性の向上に努めています」などと回答したくなる気持ちを一旦脇に置いて、まずは「原子力は怖いから、もう動かさないでほしいと思われるのですね。」、「東京電力福島第一原子力発電所の事故を目の当たりにしてしまうと、そのように思う気持ちはよくわかります」などと共感します。なお、「共感」は言葉に加え、表情や「うなずき」も有効です。
このように、「共感」を示すことで、相手に「私の気持ちを聴いてくれた(受け止めてくれた)」と思ってもらうことが、対話を行ううえでは大切です。そして、「理解してくれている」と思ってもらうことが、「信頼される人間」になるためのはじめの一歩になるのではないでしょうか。

「トピックス」
「信用される人になる」~「おかえりモネ」朝岡さんのセリフから~
初回の記事(6/22記事)では「リスクコミュニケーションに基づく対話により、『あなたのことは信用する』と思っていただければ大きな成果」と紹介しました。
現在放送されているNHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」の朝岡さんのセリフに、とても考えさせられるものがありましたので、ご紹介します。
(女川原子力発電所総務部(広報)福地副調査役、ご紹介いただきありがとうございます!)
(状況説明)
朝岡さんの目利きで、若手の内田くんを新たに気象キャスターに指名。
その意図を訝る内田くんが、朝岡さんに理由を聞くシーン。
「これからは、『情報をどう伝えるか』だと思うんですよ。 情報は正確でなければならない。それはもはや基本です。では、その次は…どう伝えるか、です。私たちは全員、伝えるエキスパートになるべきだ。でもね、人間の情報処理能力には限界があるので、どうしても受け取り側の経験や価値観に左右される。人は、自分の好きな人や何となく信用できそうな人の話しか聞かないってことです。だから、信用される人になってください。
信用されなければ、話を聴いてもらうことすらできない。ハッとさせられた思いでした。
皆さんはどう感じましたか?