
取り組み概要
■お客さまとの関係構築につながる1つのサービスとして、以前より「国の補助事業を活用した設備更新への支援」を行っている。本取り組みの最大のポイントは「当社の原資を全く減らすことなく、お客さまが金銭的なメリット(数百万円~数億円)を享受できる」という点。
■具体的には、設備更新をお考えのお客さまに対し、各種補助事業の紹介および活用へのアドバイス、更には申請書作成協力等を無償提供することで、「単に電気を売るだけの会社」から「相談することにメリットがある会社」となる。以降、良い相談相手となることで、今まで知り得なかったお客さまの課題が見えてくる。
■また、補助金はお客さまの金融機関口座へ振り込まれることから、日常接点がない、経理部門や経営陣への当社存在感のPRにもなる。

補助対象設備の一例:
空冷ヒートポンプ熱源機(HEATEDGE ヒートエッジ)
※当社と東芝キヤリアの共同開発機
「より、そう、ちから。」の”深化”に向けて工夫した点
■国の補助事業にも管轄省庁や補助制度の違いにより、対象業種や対象設備,補助事業の目的などが様々であることから、「お客さまに適した事業は何か」、「申請に必要な事項は何か」など、日頃から情報収集に努めている。
■また、補助事業は採択されたら終わりというわけではなく、採択後も様々な手続きが必要であることから、お客さまには補助事業の申請から完了までの全体像が見える説明に心掛けている。
■さらに、お客さま側の社内手続きに要する期間も考慮したスケジュールにもとづき、適時必要なアドバイスを行っている。

補助金の申請に必要な書類を綴ったファイル
成果・課題
[成果]
■補助事業に申請する多くの案件が当社の電力需要創出につながっており、さらに工事内容によっては競争見積となるものの、ユアテックの受注拡大に寄与している。
■これまで複数件の採択実績があり、いずれも提案した省エネ効果を上回る実績を出していることで、お客さまと良好な関係が築けており、離脱防止につながっている。
■補助事業によっては、申請の準備期間を含めると5年以上を要するものもあり、お客さまとの間に自然と深い関係性が築かれる。
■青森県内で携わった案件は5件あり、うち1件は当社のモデル施設になっていただくなど、オール電化施設のメリットの幅広いPRにつながっている。
[課題]
■現在、この補助事業の申請支援を行える人が限られており、組織として対応できているとは言えない状況であるが、一方で、補助事業の申請業者と協業した場合には、取り組みの主目的であるお客さまとの関係構築や技術の蓄積につながらない。
■補助事業の申請支援には、手続きへの慣れが必要であったり、採択基準を見極めるスキルが必要であるなど、経験がモノをいう部分が多いことから、何より多くの経験を積むことが必要である。
■お客さまには、不採択になる場合があるということを十分に説明・理解していただかないと、不採択となった際、申請をアドバイスした当社との関係性が悪化するリスクもある。