
コンプライアンス推進室を設置~グループワイドでコンプライアンスを推進~
東北電力は、今年10月、東北電力グループのコンプライアンス推進機能をさらに強化するため、コンプライアンス推進室を設置しました。
コンプライアンス推進室のミッション実現に向けた取り組みや今後の力点などについて、森室長にお伺いしました。
投稿タグ:コンプライアンス,コンプライアンス推進室,10月,
設置の背景や目的は?
当社は2008年6月に、企業倫理・法令遵守の徹底や経営に係る法的対応力の強化を図ることを目的に法務室を設置したほか、2017年1月に、社員一人ひとりの行動規範を示した「東北電力企業行動指針」を「東北電力グループ行動指針」として企業グループ全体に拡大するなど、コンプライアンスの推進に向けた取り組みを進めてきました。
一方、電力小売全面自由化や法的分離に伴う一般送配電事業の分社化など、当社を取り巻く事業環境が大きく変化する中、東北電力ネットワークが管理する当社以外の小売電気事業者のお客さま情報や、資源エネルギー庁が所有する再生可能エネルギー業務管理システムの情報を当社が不適切に取り扱っていた事案※などが発生しました。
東北電力グループ大での信頼回復・向上を図っていくため、事業環境の変化に合わせた予防的見地から、コンプライアンス推進機能のさらなる強化を目的に、10月1日、専任組織として「コンプライアンス推進室」を設置したものです。
※ 事案に係る過去記事はこちら
2023年5月29日 電力・ガス取引監視等委員会からの業務改善勧告および資源エネルギー庁からの指導に対する報告について

森室長に伺いました!
ーーーコンプライアンス推進室が設置されてから1カ月が経ちました。新体制でのスタートについて、どのように受け止めていらっしゃいますか。
当社グループ全体のコンプライアンスを推進するためには、法令のみならず、各カンパニー・部門の業務内容に関する知見も必要となります。10月1日に7名でスタートしたコンプライアンス推進室には、法務室や販売カンパニー、情報通信部、ソーシャルコミュニケーション部門といった、さまざまな業務経験を持つメンバーが集結しました。発足にあたり、多くの方々からご協力いただきましたこと、改めて御礼申し上げます。
電力小売全面自由化以降、当社を取り巻く事業環境が大きく変化している中、電力業界全体としてもコンプライアンスの重要性が高まっています。コンプライアンス推進室では、東北電力グループがお客さまや地域の方々など、ステークホルダーから信頼され、選択される企業になれるよう、コンプライアンスの徹底に向けた取り組みを1歩ずつ進めていきたいと考えています。

コンプライアンス推進室 森室長
ーーーこれまで(23年9月まで)との業務内容や役割、体制などの違いについて教えてください。
これまで、「企業倫理・法令遵守委員会」の下、法務室をはじめとした事務局の各室部が連携しながら企業倫理・法令遵守活動を展開してきました。
一方、関係室部による共同事務局体制であることで、組織としてのノウハウやスキルが蓄積されにくく、また、事業環境の変化に伴う新たなコンプライアンスリスクへの適切な対応が必要といった課題がありました。
これらの課題を踏まえ、コンプライアンス推進室が同委員会の事務局を一元的に担い、コンプライアンスの徹底に向けた全体統括や教育・啓発活動を実施するとともに、各カンパニー・部門の業務診断や、教育・研修などの取り組みの状況に応じた指導・助言を行うことで、グループワイドでのコンプライアンス推進に資する取り組みを展開していきます。
ーーー10月には「東北電力グループ企業倫理月間」としてさまざまな活動が展開されました。改めて、コンプライアンスを推進する意義や重要性について、どう捉えていらっしゃいますか。
コンプライアンスは元々「法令遵守」を指す言葉ですが、近年では、当社を含め多くの企業が「法令遵守」だけでなく、「企業倫理」にも積極的に取り組んでいます。法律・条令などの社会的規範を遵守する「法令遵守」はもとより、高い倫理観(良識・誠実・公正)に基づく業務遂行が求められているためです。
当社においても、東北電力グループ中長期ビジョンおよび東北電力グループ企業倫理・法令遵守活動方針を踏まえ、企業グループ一体となってコンプライアンスの推進に取り組む必要がありますし、お客さまや社会の目線を意識した行動などを通じて、東北電力グループに対する地域からの信頼をより強固にしていかなければならないと考えています。
そのためには、グループ全体の信頼を大きく失墜させるような不祥事・不適切事案の未然防止に向けて、一人ひとりの企業倫理・法令遵守意識をより高めていく必要があります。

ーーーコンプライアンス推進室のミッション実現に向けた取り組みや今後の力点などについて教えてください。また、グループワイドのコンプライアンス推進に係る取り組みについても、お聞かせください。
一連の不適切な閲覧における再発防止策の実施状況を含め、行為規制の遵守に向けた取り組みに対するモニタリングおよび改善に向けたサポートに注力していきます。加えて、独占禁止法や個人情報保護法などに係る法令違反といった、さまざまなコンプライアンスリスクにも対処するための教育・啓発、各カンパニー・部門の取り組みに対する支援も行います。
グループワイドの取り組みとしては、コンプライアンス推進室が旗振り役となって、グループ企業各社に対する教育・啓発を継続的に実施することとしています。また、私はグループ企業各社で構成される「東北電力グループ企業倫理・法令遵守推進連絡会」の会長職を務めていますが、連絡会における活動をより一層活発化させ、グループ企業各社にとって有意義な情報共有を継続的に実施することなどにより、グループワイドでコンプライアンスを推進していきたいと考えています。
ーーー読者の東北電力グループ従業員の皆さまにメッセージをお願いします。
当社は、過去の不適正事例の教訓である「気づく・話す・直す」の基本姿勢の下、企業倫理・法令遵守の徹底に努めてきましたが、これは今後も変わるものではありません。
業務を進めるうえで、改善が必要な「気づき」があれば、ぜひ職場で話し合い、問題点を直していただきたいと思います。
そして、何より大事なことは、何でも話せる風通しのよい職場づくりです。
コミュニケーションが充実した職場は、不祥事防止の観点だけではなく、新しい発想やイノベーションを生み出す土壌としても有効なものです。
「コンプライアンス」というと、堅い印象を受けるかもしれませんが、ここコンプライアンス推進室にはさまざまなカンパニー・部門の社員が集まっており、互いの知見を発揮し合いながら、良い雰囲気で仕事をしています。
さらなる体制強化も検討していますので、ぜひ興味があれば当室への異動希望を出してください!一緒にグループ全体のコンプライアンス推進に取り組んでいきましょう!

コンプライアンス推進室ポータルサイト・よりそうコンプラマガジンを紹介!
コンプライアンス推進室では、10月からコンプライアンス推進に係る情報を掲載するポータルサイトを開設しました。ポータルサイトの運用を担当している門脇さんは「本サイトでは、企業倫理・法令遵守のルール類のほか、各職場での取り組みをサポートするツールなど、さまざまな情報を発信しています。今後も充実させていく予定ですので、ぜひご活用ください。コンプライアンス推進室のメンバー紹介も掲載していますので、当室をより身近に感じていただけると思います」と話します。
また、コンプライアンスに関連するニュースやケーススタディ、クイズなどをテーマとしたメールマガジン「よりそうコンプラマガジン」も毎月発信。発行を担当している田部さんは、「職場での取り組みをサポートするツールの一つとして、タイムリーなトピックを発信しています。ケーススタディやミニテストを通して『自分たちの職場で同様な事象が起きることはないか』、『自分たちが心がけることはないか』など、少しでも立ち止まって考えるきっかけになれば幸いです。また、こんなトピックがあったらなどの要望がありましたら、気軽にご一報ください!」と呼びかけます。

コンプライアンス推進室 田部さん
【東北電力・東北電力ネットワークの従業員の皆さま向け】
↓「コンプライアンス推進室ポータルサイト」はこちらから(HANDS)↓
https://portal.zb3.tohoku-epco.co.jp/post/00004010/default.aspx
↓最新の「よりそうコンプラマガジン10月号」はこちらから(HANDS-お知らせ)↓

「より、そう、ホットライン」について
今年7月、お困りごとをより相談しやすくするため、東北電力および東北電力ネットワークの各種相談窓口(企業倫理・ハラスメント・なんでも・労働時間相談窓口)を統合し、「より、そう、ホットライン」を設置しました。
職場で問題に「気づいた」場合、まずは職場で「話し」てみて、それを「直す」ことが基本ですが、中には職場内で解決することが難しい問題もあるかもしれません。
東北電力・東北電力ネットワークおよび企業グループにおける企業倫理・法令遵守やハラスメントなどに係るお困りごとがあれば、下記窓口へご相談ください。
なお、相談による不利益が生じないよう、相談者の個人情報などについては厳重に管理されますので、安心してご相談ください。
