
「世界最高の熱効率」と「運用性向上」の両立により学会賞「技術賞」受賞!
東北電力と三菱重工業は、これまで長年にわたりガスタービンコンバインドサイクル(以下、GTCC)の開発に係る共同研究を継続的に行い、お互いの知見を共有し技術開発を進めてきました。国内初の大容量コンバインドサイクル発電として導入した東新潟火力発電所3号系列の開発にはじまり、今日までさまざまな新技術を開発してきました。
今回の上越火力発電所1号機においては、発電効率向上のための高温化技術として「強制空冷燃焼器システム」の開発、「ガスタービン翼の遮熱コーティング厚膜化」を採用。加えて“効率の向上”とトレードオフの関係にあったことから、これまで両立が難しかった“運用性の向上”のため、「タービン内部の隙間を常時最適化するシステム」も開発し、出力変化速度の向上とプラント起動時間の短縮を可能にしました。
その結果、世界最高(2023 年1月時点)のプラント熱効率63.6%を達成し、高い経済性とCO2 排出量の削減を実現するとともに、運用性の向上も同時に達成することができました。
今回の技術賞受賞は、出力変動の大きい再エネ電源に対して有効な調整力であり、今後の更なる再エネ電源導入にも寄与できる技術であることが高い評価を受けたものです。
上越火力発電所1号機 受賞実績など

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学会賞「技術賞」受賞者一同
写真左から 火力部 田村課長
東北発電工業 西村部長(受賞時所属:上越火力発電所長)
火力部 山野辺部長
三菱重工業 井上主幹技師、巽上席主任
- レセプションにてスピーチする山野辺火力部長(写真右)
東北電力と東北大学の共同研究が学会賞「論文賞」受賞!
東新潟火力発電所 コンバインド技術グループの伊藤氏が、東北大学大学院在学中の研究※により、同学会賞「論文賞」を受賞しました。
※「気流中の水膜分裂によって発生する一次分裂水滴径分布に関する研究」
当社と東北大学の共同研究部門である電力エネルギー未来技術共同研究部門で実施したもの。
- 賞状を授与される東新潟火力発電所 伊藤氏(写真右)
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レセプションにてスピーチする伊藤氏
写真左は共同研究者である東北大学大学院 竹田准教授
東北電力のGTCC開発の取り組みを特別講演!
学会賞授与式後に開催された特別講演会においては、日本ガスタービン学会からの講演依頼を受け、鈴木上越火力発電所長が「東北電力におけるGTCC開発の歴史と最新鋭上越火力」と題して、熱効率の向上に挑戦し続けてきた東北電力の取り組みについて講演を行いました。
- 特別講演会にて講演する鈴木上越火力発電所長
- 聴講者からの質問に回答する鈴木上越火力発電所長
当日は、学会賞の受賞と特別講演を通じて、東北電力の技術力や発電所新設時の設計思想などを幅広くアピールすることができました。