
「防災担当大臣賞 優秀賞」の受賞
研究開発センターでは、災害時のレジリエンス強化を目指し、GIS(地理情報システム)やスマホアプリを活用した情報利用の研究を進めています。10月20日に熊本で開催された「ぼうさいこくたい2024」にあわせて行われたアイデアソンに、東北電力および通研電気工業㈱、IQGeo Japan㈱、㈱データインサイトとの共同チームで出場。見事「防災担当大臣賞 優秀賞」を受賞しました。
「新総合防災情報システム」(SOBO-WEB)とは、各機関が保有する災害情報を一元的に収集・表示し、災害対応を高度化・効率化するシステムです。
内閣府では今回、関係機関が迅速かつ効果的に対応できることを目的にシステムの利活用アイデアを募集。このアイデアソンに研究開発センターを中心としたチームが応募したものです。発表会には42の応募から一次審査を通過した6チームが参加し、当センターからは鈴木賢一主幹研究員が発表しました。東北電力チームのアイデアは、住民基本台帳に載っていない非居住者(旅行者、出張者、学生、帰省者など)の位置情報をマッピングし災害情報などと重ね合わせることで、自治体が災害時に非居住者の位置や人数を把握し、適切に対応できるようにするというものです。これにより、適切な避難場所の提供、被災規模の把握などが可能になります。
今後、内閣府においてアイデアの活用が検討され、研究開発センターは今回得られた知見を研究に生かしていきます。

授賞式後記念写真(内閣府松本参事官、研開セ鈴木主幹、データインサイト 山元COO、通研電気 金子専門役、IQGeo Japan 後藤マネージャー、通研電気 小川田担当、小川担当)
東北地方発明表彰「日本弁理士会会長賞」他の受賞
研究開発センターが開発した「磁束制御型三相一体可変リアクトル」が、2024年度の東北地方発明表彰で「日本弁理士会会長賞」を受賞しました。また、その発明を自社で実施した会社に贈られる「実施功績賞」を同時受賞しました。
発明表彰は、公益財団法人発明協会が科学技術の向上と地域産業の振興を目的に大正10年から実施しているもので、全国8地方で優秀な発明やその実施に尽力した方々を顕彰します。
発明概要は以下のとおりです。
・発明名称:磁束制御型三相一体可変リアクトル(特許第6437849号)
・当社発明者:有松主幹研究員、大日向専門役
・共同発明者:富士電機株式会社
・概要:電力系統において、本発明の可変リアクトルを電圧調整装置に適用することにより、再エネ導入で不安定になる系統電圧を安定化できます。また、本発明の電力系統以外での活用先として、鉄道事業者が輸送品質の向上や省エネルギーに資する架線電圧の安定化装置の導入を検討中です。

授賞式記念写真
(左から)発明協会 海輪副会長 研究開発センター 大日向専門役 研究開発センター 田野副所長