「楽しい子育てのためのファミリーセミナー(企業協働型両親学級)」を開催

 東北電力と「一般社団法人子育てプラットフォームMaRU(まぁる)」は2月2日、出産前および育児期のグループ企業社員を対象とした企業協働型両親学級イベント「楽しい子育てのためのファミリーセミナー」を開催しました。その様子をお伝えします。

「企業協働型両親学級」MaRUと東北電力の新たな試み

 「子育てプラットフォームMaRU(まぁる)」(以下MaRU)は宮城県仙台市にある一般社団法人。仙台市にはふるさとを離れて子育てをする母親や父親が多く、育児に関して周囲に相談することができない、いわゆる「孤独な育児」に直面しているという地域課題をきっかけとして生まれた団体で、仙台市宮城野区榴岡にある「親と子のサードプレイス ぽぽらす」の運営や育児グッズや特典チケットなどが入ったマタニティBOX「Tipu(ティプ)」の配布をはじめ、様々な子育て支援事業を行っています。

 東北電力では、こうしたMaRUの活動を人口減少や少子高齢化が進む東北に活力を取り戻すことにつながるものと考え、地域づくり支援制度「まちづくり元気塾®」※を通じてサポートしてきました。

 

まちづくり元気塾ワークショップの様子

 

 MaRUでは、これまでの活動を通じて、多くのパパ・ママから「仕事が忙しくて両親学級に参加できなかった」「産前から知っておきたい情報がもっとあった」といった声を聞き,産前からの一貫した子育て支援の必要性を強く感じていました。さらに、育休中も社会とのつながりを求める声や復職への不安の声が多いことから、企業と連携することで、男性も女性も子育てを楽しみながら安心して働ける環境を構築できるとともに、同じ境遇の仲間と共に学ぶことでサポートネットワークを形成できると考えていました。そのようなMaRUの想いは、東北電力がDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)推進の一環として取り組みを進める「仕事と家庭の両立支援」や「キャリア形成・活躍支援」と共通の課題でもあることから、今回の両親学級開催が実現しました。

※地域ニーズに即した専門家「まちづくりパートナー」を派遣し、社会課題解決に取り組む団体の活動をサポートする制度

 

8家族14名が参加。実践的なレクチャーを受ける

 両親学級は2月2日、「親と子のサードプレイス ぽぽらす」を会場に開かれ、東北電力と東北電力グループ企業から8家族14名が参加しました。講師にはMaRUの理事である遠藤しのぶ氏やNPO法人「ファザーリング・ジャパン東北」の代表理事である鈴木学爾氏にお越しいただき、それぞれ「赤ちゃんとのふれあい・抱っこのしかた」「産後のメンタルケア・共働き夫婦の子育てのコツ」と題して講演いただきました。
 講演の概要をご紹介します。

 

 

「疲れた時には夫婦でリラックスを」 講師:MaRU理事 遠藤しのぶ氏

 抱っこする際、ママは心臓に近いところで抱っこすると赤ちゃんが安心します。一方でパパの心臓の音は赤ちゃんをびっくりさせるので、パパは赤ちゃんの両足の間に手を入れて、心臓の音が赤ちゃんに聞こえないよう抱っこするといいです。赤ちゃんが大きくなると、抱っこはパパの力仕事です。出産後のママの体はダメージを受けているため、パパが代わりに赤ちゃんを抱っこして散歩に行ってあげるとママは楽になります。また、手首に力を入れて抱っこするとパパでも腱鞘炎になるので、「二の腕で抱く」を意識するようにしてください。疲れたときに夫婦でリラックスする方法として、お互いに背中をさすったりタッピングしたりすると効果的です。ぜひ取り組んでみてください。

「互いにコミュニケーションを取り、無理のない育児を」講師:NPO法人ファザーリング・ジャパン東北 鈴木学爾氏

 私は看護師、保健師として多くの産後のパパ・ママと向き合ってきました。出産後の女性の30%~50%はマタニティブルーズを経験しますが大抵は一時的なもので、出産後10日前後で軽快します。原因は産後の昼夜逆転、寝不足、妊娠中に分泌されていた女性ホルモンの減少などが挙げられます。また最近は子育てに積極的な父親も増えたせいか、「パタニティブルーズ」もよく聞かれるようになってきました。子どもが生まれる責任感や不安から父親も精神的に不安定になってしまうことがあります。産後うつを避けるためには、夫婦で体を休める環境を作り、無理のない育児を心がけることが大切です。悩みや不安を家族や友人に聞いてもらい、医師、助産師、保健師、自治体の窓口などにも遠慮なく相談してください。パートナーとの協力は必要不可欠です。互いにしっかりコミュニケーションを取りながら協力して育児を進めることが重要です。

 また、復職後は、スケジュールを共有することで、例えば「今日はママが残業だからパパがお迎えに行く」など夫婦間のコミュニケーションを円滑にすることができます。長期的なキャリアを見据えて、子どもの予定(入学・受験シーズンなど)とキャリアアップのタイミングが重ならないようにするなど、上司や家族と計画を立てておくことも大切だと思います。

 妊娠・出産は病気ではないけれど、身体も生活も環境も変わる人生の一大イベントです。夫婦でコミュニケーションをとり、支え合いながら、一緒に乗り越えましょう!

 MaRUでは今回の両親学級を「企業協働型両親学級」事業の試行事例と位置づけ、今後は地域のさまざまな企業を対象とした両親学級を展開していく予定としています。

 

一部家族は子どもたちも同伴で参加

 

 

「周りにも勧めたい」参加者の声

  • 男性社員も育休を取りやすい環境ができるように、ぜひこの取り組みは継続してほしいです。次回開催される場合は、周りにも勧めたいです
  • 男女で抱っこの仕方に違いがあるなど、実践的な話が聞けてよかったです
  • 地域の両親学級では女性の話がメインですが、父親のメンタルケアや仕事にも目を向けることができて勉強になりました
  • 今回の両親学級をきっかけに、自身や夫婦のキャリアの積み重ね方や、地域とのかかわりについて改めて考えたいと思います

 

まちづくり元気塾担当者 ソーシャルコミュニケーション部門戦略広報ユニット 髙坂さんより

 今回の両親学級の企画は「まちづくり元気塾」ワークショップの中でMaRUさんやファザーリング・ジャパン東北の皆さま、まちづくりパートナーである丑田さま、宮城支店や人財部の皆さまと検討を重ねながら「社員がイキイキ働き、楽しく子育てできる環境を構築したい!」との思いで、準備を行ってきました。私自身も共働きで2人の子どもを育てる母親ですが、今後も、MaRUさんの企業と一体となった子育て支援を応援していくとともに、地域課題解決に取り組む皆さまと一緒に、東北・新潟の活性化に貢献し、当社として何ができるか考えていきたいと思います。残念ながら今回参加できなかった方は、ぜひ動画で講義内容をご覧ください!

 

事務局・講師一同

 

 セミナー全編についてご覧いただきたい方は、DVDを貸し出しいたします。

 下記担当者まで、メールまたはチャットでご連絡をお願いいたします。

 ソーシャルコミュニケーション部門 戦略広報ユニット 髙坂

 

 

当日の様子はこちら!

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