よりそうインタビュー室部長版 第7回 
配電部 永山 勝一 部長

 「より、そう、ちから。」の推進者である室部長の皆さまからメッセージをお届けする室部長版のよりそうインタビュー。今回は、配電部の永山部長に仕事や地域への思いなどを伺いました。

初心を忘れず「前向きに・謙虚に・素直に」

―配電部 永山 勝一 部長―

 

出身 

宮城県仙台市

初任地

米沢営業所 配電課

最近ハマっていること・長年続けていること

・ゴルフ(2桁スコアを目指して鋭意修行中)

・謡曲(会社の謡曲部に所属して活動。部員募集中)

・卓球(中学から大学までの10年間は卓球一筋。現在は休眠中)

 

 

──仕事をするうえで大切にしていることは何ですか。

 「初心忘るべからず」です。これまでさまざまな業務や勤務地を経験してきましたが、その時に新たに感じたことや経験したこと、反省したことなどを忘れずにいることで、立場が変わっても現場で働いている人の気持ちに寄り添えるようにしたいと考えています。また、業務経験が長くなるにつれて、現状のやり方がだんだん当たり前のようになってしまう時もありますが、初心を忘れず疑問を持つ姿勢を大切にすることで、カイゼンの種に気付けることがあると思っています。

 こうしたことを意識するために、最近は「前向きに・謙虚に・素直に」を心掛けています。これは、事業所長研修の時に経営層がお話していた、「朗らかに・謙虚に・素直に」が心に残り、アレンジしたものです。元々の「朗らかに」は自分のキャラクターとして少々違うかなとも思って(笑)、「前向きに」に変えました。「前向きに」については、業務の特性上ネガティブな情報も多いのですが、それも次のアクションにつなげる、プラスになるものとして捉えることを、「謙虚に」は、担当の皆さんの方が実務に精通していると思うので、話をしっかり聞いて判断することを、「素直に」については、しがらみがあったり、さまざまな状況が複雑に絡み合っているような時でも、あまり物事を複雑に考えず実直に取り組むこと、そんなことを考えてモットーにしています。

 

東日本大震災の苦しい経験の中で強く再認識した仕事の社会的意義

──入社してから印象に残っている出来事について教えてください。

 東日本大震災ほど、電気の安定供給を守ることの重要性や、そこに携わる使命感・責任感を強く感じた出来事はないですね。地震と津波による被害の惨状を目にし、それはまるで空襲後の焼け野原のようで、これまでの人生で最も「平和で平凡な日常のありがたみ」を痛感した経験でした。

 私は当時、配電部の主査で、発災直後から2カ月以上にわたり非常災害対策本部の情報統括連絡員として、会社に寝泊まりしながら被害状況や復旧見通しに関する情報の収集・発信を行っていました。社員、工事会社、メーカーなど関係者の皆さんが、中にはご家族が行方不明になっていたりと大変つらい状況にあるにも関わらず、昼夜問わず懸命に復旧作業にあたられていました。被災された皆さまが電気を待っている、一刻も早く灯りを取り戻すんだという一心だったと思います。その姿に、地域の皆さまの安全・安心な生活を支える電気の重要性、そしてそこに携わる私たちの仕事の社会的意義や重要性を改めて強く認識しました。

 

──配電部門の仕事の重要性などは現在どのように伝えられていますか。

 配電部門では、特有の厳しい労働環境があったり、現場でお客さまと接する機会も多く厳しい言葉を掛けられることもあり、皆さん苦しい状況を経験しているかと思います。お客さまからも、身近なインフラだからこそ、電気が必要だからこそさまざまなお話をいただいたりして、仕事が辛いと思うこともあるかもしれない。しかし、その一つひとつの仕事が電気の安定供給を支えることにつながっている大事な仕事であることを見失わないでもらいたい。そういう時にこそ、ちょっと目線を上げて電気のついている夜景などを見ることで、「自分たちの仕事がこの街を支えているんだ」といった誇りを感じてほしいと思っています。そして、こうした話は、身近な管理職の皆さんからしていただくことが重要だと考えていて、管理職を対象とした実践型のマネジメント支援教育も部門独自で行っています。

 

──部門の皆さんがより前向きに働けるような工夫をされているんですね。

 はい。社員の皆さんの意欲や働きがいのベースになるのは、職場でのコミュニケーションや仕事に達成感を感じることだと考えています。そこで、先程の管理職教育の他に、本社・支社・電力センターが一緒になって施策を検討する「クイックワーキング」を導入しています。クイックワーキングは、通常のワーキングよりも柔軟に参加しやすく、やりがいも感じられるようにという趣旨で実施しているものです。例えば、現場から出たアイデアで全社施策として仕組み化したいものがある時に、その発案者である電力センター社員にも負担のない範囲で加わっていただき、その施策をマニュアル化した際には、検討に携わった方の名前もきちんと出すことでより達成感を感じられるのではないかと考えています。

 また、人員不足を背景とした繁忙感への対応として、部門としての採用活動強化などによる人員確保や業務の抜本的な見直しによる業務量削減に取り組んでいます。さらに、部門特有の労働環境への対応として、宅直制度(自宅・寮での待機制度)の拡大、緊急呼び出しや荒天が予想される場合の待機に関する手当のあり方についても検討を進めています。

 

 

地域やお客さまの期待に応えることが「地域社会との共栄」につながっていることを忘れずに

──配電部門では「より、そう、ちから。」はどのように実践されていますか。

 配電部門では、「安定供給と多様化するニーズへの対応を通して、地域社会とともに成長する」をミッションとしています。また、2030年の目指す姿として、「配電設備から得られる情報、電気の復旧などを通して得られる信頼で築かれる当社の強み、“情報・資産”を活用し、地域やお客さまのニーズに応える」を掲げています。

 「より、そう、ちから。」の実践ということを考えた時に、何か特別なことをしなくてはいけないといったことをイメージする人もいるかもしれません。しかし、私は、一つひとつの業務に誠実に取り組むことが結果として「より、そう、ちから。」につながると考えていて、そういった社員の取り組みが配電部門のミッション達成やその先の経営ビジョンの実現、そして経営理念である「地域社会との共栄」につながるのだと思います。

 目の前の仕事だけを見ていると、「その先に何があるのか」というのが見えなくなる時もあると思うのですが、こうしたつながりを意識しながら、ステークホルダーが求めるものに対応していくことが、よりそうということになるのではないかと考えています。

 

──地域のお客さまに一番近い存在ならではの取り組みなどもありましたら教えてください。

 ここまでお話したように、日々の安定供給に係る業務が、地域に・お客さまによりそう行動として重要という考えはこれからも大事にしていきたいと思っています。一方で、人口減少などの課題が進む東北・新潟では、よりそい続けるために新たな挑戦も必要になってくると考えています。その一つとして、配電部門では、地域課題の解決に向けて「自動検針サービス」にも取り組んでいます。これは、電力スマートメーターのネットワークを活用し、水道・ガスメーターの検針値などのデータを、水道・ガス事業者へお届けするサービスです。

 このサービスによって、水道管の老朽化の状況把握や、検針業務の担い手不足といった課題に対して解決のお手伝いをしていこうと、自治体と話を進めています。こうした新規事業を展開する際にも、やはり日頃の地域との関わりや信頼関係がベースになると考えていますし、各地域に事業所があることで何かあればすぐに対応が可能なことも、競合である水道・ガスメーターのメーカーと差別化を図る強みになると考えています。

 こういった事業をはじめとして、当社グループの強みを生かしながら新たに挑戦することで、地域によりそえることもあるのではないかと考えています。

 

社会的意義のある重要な仕事をしていることに自信と誇りを持って

──社員へのメッセージをお願いします。

 日々自分の仕事に向き合っていると、苦しいと感じることもあるかと思いますが、皆さんの仕事は、地域の方の安全・安心・快適な生活を支える社会的意義のある非常に重要な仕事です。そのことに是非自信と誇りを持っていただきたいと思っています。

 そして、仕事をするにあたっては、まず大前提として「安全で健康でなければならない」ということを強く意識いただきたいです。安全と健康が確保できなければ、良い仕事はできないし、どんなに仕事で結果を残しても、命を落としたり、怪我をしたり、心や身体を壊してしまっては元も子もありません。常に安全と健康が最優先ということを忘れずに業務にあたっていただきたいです。

 

 

総合研修センターの配電文化伝承室に掲示されているメッセージ。電気をつけるためには安全、健康で技術力がなければならないことを伝えている

 

※本インタビューは2025年12月に実施しました

 

バックナンバーはこちらから!

第1回 販売カンパニー ガス事業部 及川 博俊 部長

第2回 ネットワークサービス部 佐渡 耕一郎 部長

第3回 事業創出部門 伊藤 篤 部門長

第4回 再生可能エネルギーカンパニー 水力部 内藤 英徳 部長

第5回 土木建築部 尾形 芳博 部長

第6回 総務・地域共創部門 小野 誠彦 部門長

 

 

イイね!
ページトップへ戻る