
よりそうインタビュー室部長版 第8回
販売カンパニー リビング営業部 会田 喜之 部長
「より、そう、ちから。」の推進者である室部長の皆さまからメッセージをお届けする室部長版のよりそうインタビュー。今回は、リビング営業部の会田部長に仕事や地域への思いなどを伺いました。
双方向コミュニケーションで相手との信頼関係を築き、プラス思考で仕事を前向きに捉える
―リビング営業部 会田 喜之 部長―
出身
福島県石川町
初任地
泉営業所料金課
最近ハマっていること・長年続けていること
・趣味はドライブと映画鑑賞
・最近はご家族とさまざまなアーティストのコンサートに出掛ける機会が増えた

──仕事をするうえで大切にしていることは何ですか。
双方向のコミュニケーションと物事をプラス思考で考えることを大切にしています。
特にコミュニケーションについては、自分の考えを伝えるのではなく「伝わる」ことが重要だと考えています。人それぞれ考え方も違うので、自分と相手の考えを受け取り合いながら一つひとつ積み上げてディスカッションしていくこと、これはすごく手間と時間が掛かるのですが、ここを疎かにすると信頼関係を築けずうまくいかないことも多いと実感しているので、常に意識するようにしています。
また、当社の業務は、「100点を取って当たり前」のように捉えられることも多いと思います。しかしこれだと、できなかったことに意識が向き、プレッシャーばかりを感じて苦しくなってくると思うんです。現状をきちんと把握したうえで、「じゃあこういうことができるともっと良いよね」というようにプラス1を積み重ねていくイメージで考えることで、仕事への向き合い方も前向きに変わると思っています。
──コミュニケーションがうまくいかないことが原因で苦労された経験があったのですか。
入社8年目の頃に、自分が担当した法人のお客さまの契約の件で訴訟になったことがありました。業務用電力契約(事務所ビルや商業施設などが対象)のお客さまから、「本来はより電力量料金の安い産業用電力契約(工場などが対象)が適用で、不当に高い料金を請求されているのでは」と問われました。契約自体は適正だったものの、当時は規制時代ということもあり、当社の取り扱いで規定されていることを優先してお客さまを「説得する」といったスタンスで対応していたんです。お客さまが「分からない」と言うのであれば、何がどのように分からないのかを丁寧に聞けば良かったのですが、半ば一方的に我々の考えを押し付けて理解してもらうことに注力していました。結果的に、納得いただくことはできず訴訟まで発展してしまい、お客さまはもちろん当社の関係者にもたくさんご負担をお掛けしてしまいました。このような状況になる前に、相手のお話をもっとよく聞いて、それをまず受け止めて、お互いが納得できるように我々の考えをお話するというコミュニケーションの積み重ねが必要だったと痛感しました。この経験があって、今でも双方向のコミュニケーションを大切にするようにしています。
──仕事に対する向き合い方について振り返った時に、会社人生で印象に残っている出来事を教えてください。
これまでいろいろな仕事を通じて貴重な経験をさせていただきましたので、都度印象に残っているものはありますが、最近の経験であげるとすれば、(株)シナジアパワー(東北電力と東京ガスとの合弁会社)での社長としての経験です。就任当時はウクライナショックなどの影響により、非常に厳しい経営環境にあり、まずは「会社として本当に生き残ることはできないのか」ということを考え抜きました。考え得る手を尽くしましたが、結果的には最後の社長となり、今度はお客さまへのご迷惑をいかに最小限にするかという方法を仲間と一緒にとことん考えて最後まで徹底してやり抜きました。自分が代表を務める社会的責任を負った会社を畳むという、正直に言えば究極のストレス状態にありました。この時、内向きに考えて辛いと思ってしまうと心が潰れてしまいそうだったので、できることを一つひとつ考えて積み上げるように考えました。この経験が、プラス1を積み重ねる考え方に大きく影響したかもしれません。考え方ひとつで見える景色は大きく変わるという自分の信念に近いものも得ました。
気づいたことは遠慮なく話してみることで会社にも自分にもプラスになる
──これまでの苦労された経験が現在の仕事の価値観につながっている点がよく分かりました。そのうえで特に若い頃に経験しておくと良いとお考えのことはありますか。
「気づく、話す、直す」の「実践」です。これは本当に重要でありながら、なかなかできないことだと思っています。まず自分の視野を広くしたり、物事に対する感度を上げないと気づけないですよね。そして気づいても、普段組織の中では場の空気を読みながら動いていることも多いので話すには勇気がいります。気づく、話すがとても難しいと思います。しかし、話すことまでできれば、今度は組織であることがプラスに働き、みんなで知恵を出し合い改善に向けて動くことができるようになると思います。自分から発信したことで組織に貢献できると自信も付いてくると思いますので、会社のためになると思ってどんどん意見を言ってみてほしいですね。主張もするし傾聴もできるようになる。幅も広がり自身の成長にも必ずつながると思いますよ。

お客さまの声により沿い、ライフサイクルに寄り添う
──リビング営業部では「より、そう、ちから。」はどのように実践されていますか。
リビング営業部の仕事は、地域の方全員がお客さまです。「東北の繁栄なくして当社の発展なし」の考え方そのもので、お客さまの潜在的なニーズを把握し、そこに対して新たなメニューやサービス、快適な生活スタイルを提供していくことが、地域の皆さまの暮らしの向上につながり、当社事業にも有益になると思っています。ですので、お客さまの声を積極的に拾い、必要とされている電気やサービスはどういうものかを日々考えています。そしてそれを新たなサービスの開発につなげていくことが「お客さまにより沿う」にも「地域に寄り添う」にもつながると考えています。
また、カスタマーセンターには日々さまざまな声が寄せられます。例えば、「料金を1年分前払いする代わりに割引してほしい」「毎月均等払いしたい」などです。こういった声は、「できない」と言ってクレームとして対応をすればそこで終わりなのですが、ここにより沿う対応をするためにどうすればいいのか、どうすればできるのかという方向で考えた方が、ずっと楽しいしお客さまの役に立つと思っています。そしてその積み重ねが、お客さまに選ばれる電気・サービスに成長していくのだと考えています。
──今後どのような取り組みをしていきたいとお考えですか。
電気とサービスを通じて、お客さまのライフサイクルに関わり続けたいと考えています。若者をはじめ、子育て世帯、そしてご高齢のお客さまというように、東北・新潟で生まれて、人生を終えるまで寄り添える存在になりたいですね。お客さまの暮らしを知り、特に家の中のリアルな生活のお困り事の解決方法を考えることで、それ自体が商売になり、お客さまにとっても当社にとってもプラスになると思っています。
そのために、日々の対応の中でいただく声も大事ですし、お客さまが求めていることをより詳細に把握するためのインタビューなども改めて力を入れていこうと考えています。実は自分も一消費者のはずなのに、会社にいるとどうしても売り手目線で考えてしまうことが多くて。だからこそ実際の声を聞いて、お客さま目線を常に考える姿勢を大事にしたいと思っています。
コミュニケーションを大事にお客さまの期待に応えるチャレンジを
──社員へのメッセージをお願いします。
販売部門は、お客さまから厳しいお言葉もたくさんいただくため、辛い状況になることもあると思います。しかし、それも期待されているからこそ。「お客さまは当社にどんな期待をお持ちなのか」とプラス思考に転換することで、どうすれば応えられるかと考えてチャレンジすることが、お客さま・地域・当社に価値を生むと思います。そして、そのチャレンジをみんなで褒め合えるようになり、それが後押しとなって新しい試みがどんどん生まれる好循環になればいいなと思いますね。
そのためにはやはり、職場内でのコミュニケーションを大事にしていただきたいです。そのなかで、特に若手社員の方は、良い意味で会社に染まっていないので、第三者の目で当社を見てくれていると思っていて。気づいたことは遠慮せずに話してほしいですね。そしてその話を受けた管理職も、話してくれたことに感謝し、その意見を大切に職場で検討する姿勢を持っていただきたいと思っています。

※本インタビューは2026年1月に実施しました
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