
■キラリ☆企業グループ社員にフォーカス■ソフトテニスを通じて地域貢献!~vol.18東北電力ネットワーク 千葉 伸哉さん~
東北電力グループでは、従業員一人ひとりが個性を生かしさまざまな分野で活躍しています。そんな皆さんのキラリと光る活躍や多彩な活動などにフォーカスする本コーナー。第18回は、ソフトテニスで地域を盛り上げる東北電力ネットワークの千葉 伸哉さんへ、ご自身の多岐にわたる活動について伺いました。
「やれることは全力でやる」 競技と普及の両面からソフトテニスを支える
指導者、競技者、連盟の理事としてソフトテニスに関わる千葉さん。競技の普及や次世代育成、東北電力宮城ソフトテニス部の活動についてお話を伺いました!

☆東北電力ネットワーク 千葉 伸哉さん☆
・現職場 ネットワークサービス部(お客さまサービス)
・出 身 宮城県仙台市
───現在、どのような活動に取り組んでいるのでしょうか。
仙台市ソフトテニス協会と宮城野区ソフトテニス協会の理事長、宮城県ソフトテニス連盟の常任理事として、小・中学生向け練習会での指導や、各種大会の企画・運営に取り組んでいます。
また、個人の立場でもソフトテニスに取り組む小・中・高校生に対して指導しているほか、社会人の方がソフトテニスを楽しめる場づくりに取り組んでいます。選手としては東北電力グループのソフトテニス愛好者で構成される「東北電力宮城ソフトテニス部」に所属し、大会に出場しています。

───千葉さんとソフトテニスの関わりについて教えてください。
私がソフトテニスを始めたのは中学生の時でした。小学生まではサッカー少年でしたが、身体が小さく「この先は難しいかな」と早々に見切りをつけまして(笑)。中学校への入学を機にソフトテニスを始めました。
中学生の頃は決して強い選手ではありませんでしたが、高校では恩師の厳しい指導を受け、インターハイに出場できました。
ソフトテニスは身体的な接触がなく、身体の大きさが重要ではありません。また、柔らかいボールを操る技術が必要で、練習を重ねることで上達できるところも魅力だと思います。
社会人になった当初は競技から離れていましたが、20代前半の頃、宮城県ソフトテニス連盟の理事を務めていた会社の先輩の異動に伴い、その後任になることを打診され引き受けました。また、弟が母校のソフトテニス部に入部したことをきっかけに学生への指導を始め、指導歴はまもなく30年になります。
───長きにわたり活動を続けられたのはなぜですか。
私自身、ソフトテニスを通じて関わった人から多くのものを得てきたので、それを少しでも恩返したいという思いがあったからです。自分が持つ経験や技術で誰かの役に立てるなら、「やれることは全力でやる」「頼まれたら断らない」。大変なこともありますが、必要とされることは嬉しいですね。
───活動を通じて、どのようなつながりが生まれましたか。
会社生活だけではお会いできない方々と交流できることが何よりありがたいです。ソフトテニスは身体への負担が比較的少なく、生涯スポーツとして幅広い世代に親しまれています。活動を通じて、小学生から80歳を超える大先輩まで、年齢に関係なく友人のように接していただいています。
前任地の電力センターでは、その自治体の市長が高校時代のライバルであり、大人になってからペアを組んだこともある友人でした。その縁から、電力センター所長と市長との懇談の場を設けるなど、会社と地域との関係構築にも多少はお役に立てたと思います。
───指導者・選手としてのやりがいは何ですか。
私が指導する内容は、全国を目指す選手でも、なかなか勝てずにいる選手でも、基本的には変わりません。日々の練習を積み重ね、できなかったことができるようになることで、上達する楽しさや達成感を感じてもらえるよう取り組んでいます。勝つことだけでなく、そこへ至る過程を一緒に歩めることが、指導者として何ものにも代えがたい経験です。
幸いにもこれまでの活動において、県大会での入賞や全国大会への出場を果たす選手を送り出すことができ、昨年まで指導していた中学生は、宮城県中学校総合体育大会の個人戦で3連覇、東北中学校総合体育大会で2連覇を達成し、全国中学校大会でも入賞、年代別の日本代表にも選出されました。
最近は、指導・運営の傍ら、自分自身が試合に参加しています。昨年度は酒田共同火力発電に勤務している同学年の須田さんとペアを組み、東日本選手権でベスト8に進出、久しぶりに選手としての達成感を得ることができました。

優秀な指導者に送られる表彰状
───大会を企画・運営して、地域のソフトテニスの普及に取り組んでいるとのことですが。
県連盟や市協会の役員として運営するオフィシャルの大会の他に、25年ほど前に社外の先輩方と、リーグ制による愛好者向けの大会「ウィナー杯クラブ対抗選手権大会」の立ち上げに関わり、今も運営に携わっています。「負けたら終わり」のトーナメント戦とは異なり、実力にかかわらず誰もが長く楽しめる大会にしたいと考えたのがきっかけです。
参加チームを実力別に分け、5チーム程度でリーグ戦を行うため、各チームが勝っても負けても4試合ほどできます。当初は県内の25チーム、約150人で始まりましたが、現在は県外からも参加があり、100チーム、1,000人を超える規模に成長し、今年の夏で47回目を迎えました。これからは、長く続けてきた大会の運営を次の世代へ引き継いでいくことも必要だと考えています。
初心者や久しぶりに競技を再開した方にも、試合を楽しみながらソフトテニスの魅力を再確認してもらいたいですね。
ウィナー杯開会式の様子。カーキ色の上着でマイクを持つのが千葉さん
───東日本大震災が千葉さんの活動に大きな影響を与えたそうですね。
震災当時、私は石巻市にある高校を指導していました。津波により地域全体が浸水し、学校敷地内のテニスコートも水没しました。練習中に津波が発生したため、数日間校舎から出られなかった生徒や、自宅や家族を失った生徒とも直接関わりました。また、その高校でソフトテニスをしたいと入学を予定していた生徒が命を落とし、一度も一緒にプレーできなかったことは、今もなお深く胸に刻まれています。
この経験から、学校生活を送り、スポーツに打ち込めることは当たり前ではなく、幸せなことだと強く感じました。今も子どもたちにそのことを伝えています。
また、震災は会社のソフトテニス部の活動にも大きく影響しました。震災前は当社管内の各県にソフトテニス部があり、支店大会や全社大会などが盛んに行われていましたが、震災後は活動を自粛。宮城ソフトテニス部は2016年に5年ぶりに活動を再開しましたが、一度競技から離れた方々に戻ってきてもらうことは簡単ではなく、選手集めに苦労しました。
それでも、「先輩方が残してくれたクラブを終わらせず、次につなげたい」と根気強く声をかけ続けました。その積み重ねが現在の活動につながっています。
───東北電力宮城ソフトテニス部の最近の活動状況はいかがでしょうか。
5月5日の宮城県ソフトテニス実業団選手権大会で、2年ぶり4回目の優勝を果たしました。
また、6月20日の「STリーグⅡ東北予選会」では準優勝し、東北電力宮城チームとして初めて全国大会「STリーグⅡ」への出場を決めました。東北電力グループのチームとしては、1998年の東北電力山形チーム以来、28年ぶりです。
私が入社した頃、宮城チームは全国大会を目指すようなチームではありませんでした。震災後の活動休止や選手不足を乗り越え、若い仲間が増え、全国の舞台に届くチームになったことを嬉しく思います。私自身にとっても初めての大会ですし、「会社のソフトテニス部を終わらせず、続けてきてよかった」と感じています。
STリーグⅡとは
国内最高峰の実業団リーグ「STリーグ」の下位に位置する全国大会。全国から選抜されたチームが、上位リーグとの入れ替え戦進出を目指します。今年は10月23~25日に京都府で開催予定。

全日本社会人選手権(福岡)のプレーの様子。左奥がペアを組む酒田共同火力発電の須田さん
───ソフトテニスの活動には、仕事で培ったスキルも生かされていますか。
課題の解決策を考え、関係者と意識を合わせながら物事を進めることは、日々の業務と共通しています。ソフトテニスに関する会議資料やPR文書の作成など、仕事で身につけたスキルが役立っています。
また、日常業務に着想を得て、協会運営では大会の運営方法を見直し、デジタルツールによる事務作業の省力化や、SNSを活用した参加者の拡大に取り組んでいます。
一方、ソフトテニスでの経験も仕事に影響しています。周囲の方々は私が東北電力ネットワークの社員だと知っているので、周囲から省エネや電気設備について相談されることも多いです。社外での自分の言動も東北電力グループのイメージにつながると意識し、幅広い知識を身につけ丁寧に対応するよう心がけています。
───学生と接する際に意識していることはありますか。
部活の仲間を増やすため、高校生や大学生には、隙あらば東北電力グループへの入社を勧めています(笑)。私自身が充実しているように見えれば、「どんな会社で働いているのだろう」と興味を持ってもらえるかもしれませんし、実際にお声がけした結果、グループ企業に入社し一緒にプレーしている選手もいます。
現在、当社管内の工業高校のソフトテニス部を集めた大会を開催し、当社グループをPRする機会を設けられないかと考えています。競技の場を提供しながら、地域貢献や採用広報にもつなげられないかと考えています。
───最後に、読者の皆さまへメッセージをお願いします。
現在は行われていない東北電力グループ内での大会を、来年度以降に希望者を募って開催したいと考えています。また、11月には佐賀県鳥栖市で開催される全電力大会に当社チームとしては15年ぶりに参加する予定で、参加者を募っているところです。東北電力またはグループ企業の社員であれば参加でき、競技の実力は問いません。
学生時代にソフトテニスをしていたものの、社会人になってから再開するきっかけがない方や、当部の活動に興味のある方は、ぜひご連絡ください。また、グループ社員の皆さんのお子さまを、部員が指導する取り組みなどもできればと考えています。
競技の上達を目指すだけでなく、健康づくりや世代を超えた交流など、ソフトテニスにはさまざまな楽しみ方があります。東北電力宮城ソフトテニス部として地域に貢献しながら、皆さんと一緒に楽しめるコミュニティを広げていきたいと思っています。

ネットワークサービス部内のソフトテニス部の皆さん
(本インタビューは2026年7月28日に実施しました)
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