
【Check!1】2020年度の労働災害発生状況の特徴点
東北電力・東北電力ネットワーク従業員において発生した労働災害・通勤災害ならびに2社発注の請負工事・委託業務等において発生した労働災害の総被災者数は239人となり、前年度の241人に対し2人減となりました。災害程度別では、軽傷・不休傷は減少しているものの、重傷以上が増加しています。
死亡災害は、3人(水力部門:流木除去作業中に河川へ転落、火力部門:頭部に石膏の塊が落下、電力システム部門:バックホウの荷重を受けた工具が胸部へ激突)と23年連続で発生しました。
重傷災害は、26人と前年度より5人増となっています。また、墜落災害は8人と前年度より2人増となった一方、感電災害は発生せず、前年度より5人減となりました。
このように、死亡災害や重傷災害の増加に歯止めがかかっておらず、極めて危機的な状況にあります。私たちは、このような状況を真摯に受け止め、一人ひとりが自分事として、安全に対する姿勢を問い直す必要があります。
- 災害程度別の推移(2016~2020Fy)
- 災害区分別の推移(2016~2020Fy)
【Check!2】社員労働・社員通勤災害の発生状況
東北電力・東北電力ネットワーク従業員において発生した労働災害・通勤災害の被災者数は71人となり、前年度の90人に対し19人減となりました。災害程度別では、軽傷・不休傷は減少しているものの、重傷災害は、6人と前年度より3人増となっています。
事故分類別で見ると、社員労働については、「交通事故(道路):10件、23%」が最も多くなりました。次いで、「切れ・こすれ:6件、14%」、「転倒:4件、9%」となりました。社員通勤については、「交通事故(道路):22件、79%」、「転倒:6件、21%」となりました。
このように、社員労働・社員通勤災害の約半数は「交通事故(道路)」により被災しております。人は「スケジュールが遅れている」「前の車が遅い」等、自分の思い通りにことが進まないと「焦り」や「苛立ち」を感じます。そのような状態のときは、周囲へ目が向かない、注意力が散漫になる、冷静な判断ができないなど、事故を引き起こす危険性が高まります。
出張や通勤時においては、交通ルールを遵守することはもちろんですが、早めの出発により、時間と心に余裕をもたせ、ゆとりある運転を行いましょう。
- 事故分類別(社員労働:2020Fy)
- 事故分類別(社員通勤:2020Fy)
【Check!3】東北電力グループにおける労働災害発生状況
東北電力グループにおいて発生した労働災害・通勤災害の総被災者数は362人となり、前年度の345人に対し17人増となりました。
死亡災害は、東北電力・東北電力ネットワーク発注の請負工事や委託業務において3人、グループ会社社員の通勤災害で1人発生しました。また、総被災者の約6割は、東北電力グループ以外の委託員・協力会社・メーカ等で発生しました。
この状況を打破するために、社員の皆さん一人ひとりが、当社事業を支えていただいている仲間から絶対に災害は起こさないという気概を持ち、自分の命は自分で守る、仲間の命も自分が守るという強い決意を持ちましょう。また、「安全の確保はすべての事業活動において最優先する」という私たちの原点を改めて認識し、「東北電力グループ安全・保安方針」に示す5つの項目を、一人ひとりが徹底的に実践し、日頃の行動に定着させ、“労働災害ゼロ”を目指しましょう。

東北電力グループ労働災害発生状況(2020Fy)
- 東北電力グループ労働災害の推移(2018~2020Fy)
- 東北電力グループ安全・保安方針