家庭と仕事を両立する技術系女性管理職にフォーカス! ★盛岡電力センター配電管理課 高橋由希さん★

 東北電力グループでは女性活躍推進への取り組みを進めています。今回は、配電部門初の女性社員の一人として入社し、現在は管理職として活躍する高橋由希さんにインタビュー!子育てと仕事を両立させながら管理職を目指した経緯や苦労、やりがいなどを伺いました。

当社グループ全体の女性活躍推進に向けて

 東北電力および東北電力ネットワークの管理職のうち、女性は152人、管理職全体に占める割合は2023年度末時点で2.87%です。当社ではグループ一体となった女性活躍推進への取り組みを進めており、2035年度までに、この数字を5%まで引き上げることを目標としています。

 

女性管理職比率を、2035年度末までに5.0%とすることを目標としている

 

 

 しかし、現状母数が少なく、身近に女性管理職がいない等の理由から、女性が管理職になることについてイメージが湧かない方もいるのではないでしょうか。

 

 そこで今回は、配電部門初の女性社員の一人として入社し、現在は実際に管理職として働く高橋由希さんと、職場の上司である樺澤祐一郎さんにインタビューしてみました!子育てと仕事を両立させながら管理職を目指した経緯や苦労、やりがいなどを伺いました。

 

当初は管理職を目指していなかった!?

東北電力ネットワーク 盛岡電力センター配電管理課(計器G)高橋 由希 副長

 

<出身地>

岩手県紫波町

<経歴>

1995年4月 現盛岡電力センター 配電技術課 入社

2019年7月 岩手支社 配電  専門指導職となる

2021年3月 本社 配電部 現配電システム

2023年7月 盛岡電力センター 配電管理課  管理職となる

<趣味>

 休日はサーフィンやゴルフをしています。学生時代は特に運動はしていなかったのですが、入社してすぐの頃に、ふと「サーフィンをしてみたい!」と思い立って始めました。今では一人でも行きます!

 

 

───現在の高橋さんの業務について教えてください。

 現在所属している配電管理課計器Gでは、電気メーター(低圧・高圧・特高)を有効期限内に取り換える業務を行っています。また、管理職となった昨年7月からは、副長として職場の問題解決などにも取り組んでいます。今の職場はデスクワークが多いですが、現場に出て自分たちで作業を行うこともありますよ。

 

───技術職ということで女性社員が少ない環境での勤務経験が長いかと思いますが、入社してからどのような苦労がありましたか。

 周りの方が良くしてくれたので、苦労はそこまで感じませんでした(トイレがないような大変な現場もありましたが・・・笑)。

 95年入社の私たちが、配電部門初の女性社員だったため、若手社員の頃から職場には男性が多かったです。そのため、「何も言わないと周りの人もこちらに踏み込みにくいのでは」と考えて、自分から積極的に周囲と関わるように心掛けていましたね。

 壁を作らないために自分から訴える・話すことが大事だと思います。当時はそこまで深く考えていなかったかもしれませんが(笑)

 

───若手社員の頃から、管理職になることを目指していたのですか。

 そういう考えは一切なかったです(笑)。入社後は周りに女性社員がほとんどいない環境だったこともあり、自分のキャリアが想像できていなかったので、このまま働いてある程度したら辞めるのかなと思っていました。

 会社を辞めたいと思ったこともありました。ただ、その時の上司に「辞めるのはいつでもできる」と言われたことがあり、それからは「もう無理だ!」と本当に心から辞めたくなるまで続けてみようかなと思って、現在まで働いてきました。

 

管理職を目指したターニングポイント

 

───管理職になりたいと思ったきっかけがあったのでしょうか。

 私が管理職を目指すこととなったターニングポイントは、電力高度専門アカデミー※受講でした。

 男性の先輩社員がどんどん昇進して活躍している姿を見て「このまま普通に働いているだけで良いのか?」という思いが自分の中で芽生え、「専門知識を深めてもっと職場で活躍できる人材になりたい!」と思うようになりました。

 そして、子どもが小学校に上がって子育てがある程度落ち着いた頃、電力高度専門アカデミーの受講を目指し、2回目の挑戦の末、39歳で受講することができました。

 管理職になりたいと思ったことはありませんでしたが、電力高度専門アカデミーがきっかけとなり、ゆくゆくは管理職になるということを、少しずつ意識するようになっていきました。

※電力高度専門アカデミー

 技術職に必要となる専門的な分野に加えて、社会人として必要な課題解決力やプレゼンテーション等幅広いスキルの習得を図るとともに、第一線職場の核となる人材の育成を目的として、2015年度からスタートした社内教育。合格者は、6カ月間かけて総合研修センターで受講する。

 

───小学生のお子さんがいらっしゃる中、電力高度専門アカデミーへの挑戦を決意されたとのことですが、家庭との両立はどうでしたか?

 受講するには試験に合格する必要があったので、夫と子どもには「アカデミーに参加したいから勉強します!」と宣言しました(笑)。試験前は、仕事が終わってからも家で勉強をしていましたね。子どもも、寝室ではなく、私が勉強している横に布団を敷いて寝ることもありました。

 電力高度専門アカデミーの受講中の半年間は、週末に家に帰れない時もありましたが、同居している夫の両親や、実家の両親に子どもの面倒を見てもらっていました。周りのサポートがあったのはありがたかったです。

 

管理職になってみつけた“やりがい”

───管理職になる前の「管理職」に対するイメージと、なってからの感想を聞かせてください。

 正直、管理職になる前は、通常の業務以外にも複雑なトラブル対応などの負担が大変だろうと思っていましたが、実際に管理職になってみると、その負担に耐えながらも成長できる機会が与えられていることや相談できる環境もあり、とても感謝しています。

 また、管理職は、目標達成のため対策を立て、自分ひとりではなく周りを巻き込んで取り組んでいく必要があります。「目標達成」を目指すことは担当時代も一緒ですが、管理職になってからは、職場のグループ全体を見て、担当の頃とは別の視点や考え方で取り組むことやグループ一丸となることに、これまでにないやりがいを感じています。

 

───管理職になる前は、トラブル対応が大変そうだと思っていたとのことですが、実際にそのようなことはありましたか?

 今年度に入ってから特高計量装置に関する大きいトラブルがありました。その際は、部下だけに対応させるのではなく、状況をしっかり把握するために自分も一緒に現場に入って対応するようにしました。

 私自身初めての経験で戸惑うこともありましたが、関係者の協力も得て当初の予定よりも早く解決することができました。日頃から培われた皆様の業務遂行能力と経験が、今回のトラブル対応の成功につながったと思います。

 

 

───家庭や私生活と、仕事の両立はどのようにしましたか?

 子供が小さいときは両立が大変なこともありましたが、近くに頼れる人が居たので大きな助けになりました。子供と一緒にいる時間は、他の家庭と比べたら短いかもしれませんが、その分、一緒にいられる時間を大切にしています。

 

同じ職場で働く高橋さんの上司、樺澤課長にもインタビューしてみました!

 同じ職場の上司である樺澤課長に、高橋副長の働きぶりや一緒に働く上で心掛けていることを聞いてみました。

 

盛岡電力センター配電管理課 樺澤課長(趣味は野球とスノーボード)

 

───以前も高橋さんと同じ職場だったとお聞きしたのですが、どんな印象をお持ちでしたか?

 違うグループのため、かかわりがあまりなかったのですが、とてもエネルギッシュで、周りを引っ張っていく力がある人だなという印象はありました。

 

───実際に上司と部下という立場で一緒に仕事をされてみて、どのような印象をお持ちですか?

 男性社員が多い職場でも、副長としてリーダーシップを発揮してチームを引っ張っています。現場対応が必要な場面では、自ら現場に出て陣頭指揮をとることもあり、とても頼りになる副長ですね。

 また、家庭と仕事を両立している姿は、他の技術系女性社員の参考にもなっていて、これからも女性の立場を切り開いていく存在だと思っています。

 

───高橋さんや、部下に接するうえで心掛けていることはありますか? 

 仕事をお願いするときに、「女性だからこれ以上はお願いしちゃダメだ」といった先入観や固定観念は、その人の可能性を引き出すことができなくなってしまうので、性別にとらわれないよう意識しています。自分の固定観念を捨てて、性別関係なく「個人」としての能力を把握して、役割分担を考えることが大事だと思います。

 

これからも“チャレンジ”!

 

───高橋さんご自身の今後の展望などはありますか?

 職場の皆さんが働きやすい環境を作っていけたらいいなと思っています。

 

───最後に若手中堅社員や管理職になることに不安を感じている方へ、一言お願いします!

 あまり偉そうなことを言える立場ではありませんが…私も管理職になることに不安を感じていました。

 そのとき上司からこんな言葉をかけられました。「管理職になる素質があるからこそ訪れる機会であり、実際に管理職になるときは必要な力がついているはずだ」と。

 無理をしてでも管理職を目指す必要があるとは思っていません。でも、将来、上司に「管理職はどうか?」など声をかけられたり、管理職になることを意識したりするタイミングがあるかと思います。その時は前向きに考えてもらえたらと思います。

 また、そのためにも、色々なことに“チャレンジ”して経験を積んでいただければと思います。私もチャレンジし続けていきたいと思いますので、みんなで頑張りましょう!

 

※本インタビューは2024年11月に実施いたしました。

 

これからも、グループ行動指針に掲げる「個人の尊重と風通しの良い活力ある企業風土づくり」に向けて、グループ一体となって着実に取り組みを進めていく必要があります。この記事が、そんな皆さんの“チャレンジ”の手助けになれば幸いです!

 

 

編集後記

 最後までお読みいただきありがとうございました!女性2名で取材を担当するということで、「身近にあまりいない女性管理職についてもっと知りたい!」という思いから、女性の活躍にスポットを当てた記事を作成しました。

 今回インタビューをした高橋さん・樺澤さんともに、気さくな雰囲気でオープンにお話くださったのが印象的です。快くインタビューを引き受けてくださりありがとうございました!

 管理職になることに対して漠然とした不安感を抱えていましたが、高橋さんのように出産や育児というライフイベントを経験して、現場第一線で働いている姿を拝見することができ、目指すべき目標が見えてきました!まずは日々の業務の忙しさに負けず、今しかできない経験を大切にしていきたいです。

 本記事が若手中堅社員の皆さんにとって、ご自身のキャリアを考えるきっかけになれば嬉しいです。

 

イイね!
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