【地域の魅力発信シリーズ#8】新潟県津南町 絶景のち、美食。いつ来ても、旬!

 新潟県津南町は、新潟県の最南端に位置しており、1年のうち5カ月近くは雪に覆われる日本有数の豪雪地帯です。「ゆき みず だいち」がもたらす津南町の魅力をたっぷりとご紹介します!

前回に続いて新潟支店部長兼長岡営業所長の米山哲也さんからのご紹介です!

 皆さんからの情報をもとに進めるこのコーナー。第8回は、前回に引き続き新潟支店部長兼長岡営業所長の米山哲也さんから長岡エリアのさらなる魅力をご紹介いただきます!

 

<情報提供者のご紹介>

 

【米山さんからのコメント】

 津南町は、自然や食材の宝庫です。国内有数の豪雪地帯ならではの生活や文化が造られてきた津南町は、町政50周年(2005年)にあわせて町の花を選びました。その花は「ひまわり」。ひまわりの存在は、人の心を一瞬で明るく幸せにしてくれます。50万本といわれるひまわり畑には、穏やかな空間が広がっており、多くの人を魅了しています。津南町にはまだまだたくさんの観光スポットや食、文化があります。ぜひ現地を訪れて、その魅力を体感してみてください。とても良いところです!

 

津南町は「ゆき みず だいち」

 新潟県の最南端に位置する津南町を訪れたことがありますか?全国でも有数の豪雪地帯として知られ、1年のうち5カ月近くは雪に覆われています。津南町役場観光地域づくり課の金井廉さんによると、積雪が2.5メートルほどであれば平年並み。多い時には、4メートルを超えることもあるそうです。

 

津南町役場観光地域づくり課の金井廉さん

 

 そんな津南町のブランドコピーは、「ゆき みず だいち つなんまち」。春になって気温が上がると、雪は水になり、大地を潤します。雪解け水の一部は地中にしみ込み、長い年月を経て、再び地上にあらわれて湧き水に――。実は津南町は国土交通省が認定する「水の郷百選」に認定されており、町役場のロビーには町の天然水を販売する自動販売機が設置されていました!

 

 「町内各所でブナ林の原生林を見ることができますよ」と金井さん。豊かな水は森を育み、多くの生きものたちの暮らしを支えています。

 

ブナ林で行う森林セラピーなど、豊かな自然に抱かれるアクティビティも盛ん

大地の記憶を紐解く“苗場山麓ジオパーク”

 津南町と長野県栄村にまたがる苗場山の山頂には、約600ヘクタールもの平坦な台地に高層湿原が広がり、高山植物が咲き誇る様子は「天空の楽園」と称されるほど。

 

湿原には、大小の池塘(湿原の泥炭層で形成される池沼のこと)が点在している

 

 長野県栄村とともに「苗場山麓ジオパーク」に認定されている津南町には、大地の歴史を物語る絶景ポイントがたくさんあります。例えば、地球の気候変動を背景に、大地の隆起と河川の働きによって形成された「河岸段丘」。40数万年前の段丘が残っていることは珍しく、その段数は9段とも10段ともいわれ全国的にもまれに見る規模です。

 

「川の展望台」や「マウンテンパーク津南」からは、段丘を一望できる

 

 柱状節理(溶岩が冷えて固まる時にできる規則的な割れ目)の発達した断壁「石落し」も圧巻です。苗場山が噴火したのは30万年前のこと。その溶岩が段丘の上に覆いかぶさったあと、30万年ほどかけて中津川が浸食し、現在の断崖になったそうです。

 

津南見玉公園では、高さが約330メートルにもなる「石落し」を間近で見ることができる

雪とともに育まれた歴史や文化を体験する

 約3万年前から人々が暮らし始めたと考えられている津南町。しかし、約8,000年前、日本海に対馬海流が流れ込むと、雪が多く積もるようになります。それでも、人々は環境の変化に適応し、雪国縄文文化を育んできました。
 その歴史を紐解き、人々の暮らしを体験できる施設が、「農と縄文の体験実習館 なじょもん」と「埋蔵文化財センター うもれあ」です。

 「なじょもん」では、季節ごとの企画展示をはじめ、土器作り・アンギン編み・勾玉作り・わら細工・和紙作り・草木染め・陶芸などの体験実習が楽しめます。施設内には津南町で出土した土器や石器も展示しており、直に触れることもできます。
 また、2025年に開館した「うもれあ」には、国指定史跡である沖ノ原遺跡の竪穴住居が復元されていて約5,000年前の暮らしを体感できるほか、江戸時代に秘境・秋山郷を訪れた文人・鈴木牧之の著作『秋山紀行』を通して、津南町の近世・近代民俗史について学ぶことができます。

 

原寸で復元された竪穴住居。縄文時代のくらしが体験できる

 

 そして、現代の津南町といえば、「ひまわり」です。町政50周年を迎えた2005年、住民アンケートで「町の花」に選ばれました。7月下旬から8月中旬にかけて「ひまわり広場」が開園します。見晴台からは4ヘクタールのひまわり畑を一望できるほか、巨大迷路も登場します!

 

津南の「夏の風物詩」。約50万本のひまわりが咲き誇る

「おいしいもの」がたくさん!津南町グルメ

 役場の前には「農を以て立町の基と為す」と刻まれた大きな碑があります。金井さんによると、米どころの新潟県には珍しく、津南町は米と野菜、花きなどの複合経営が主流です。それだけに「町のおいしいもの」はたくさんありますが、ポイントはやはり「雪」。津南町の年間降水量の半分以上は雪がもたらしているそうです。

 

 一つ目の「おいしいもの」は、雪の下で越冬させ、春になると掘り出す「雪下人参」。アミノ酸のおかげでフルーツのような甘さがあり、ニンジン独特の青臭さがありません。おすすめの食べ方はニンジンスティック!

 

ニンジン嫌いのお子さんにこそ食べてほしい「雪下人参」

 

 続いて登場するのは、雪解け水で潤ったふかふかの大地で育つからこそ、甘くて柔らかい「アスパラガス」。実は、桑原悠町長の大好物だそうです!おすすめの食べ方はステーキやホイル焼き!

 

甘い、柔らかい、みずみずしいの三拍子がそろうアスパラガス

 

 ひまわりと同じビタミンカラーの「スイートコーン」。夏の津南町は昼夜の寒暖差が大きく、スイートコーンの甘みを引き出してくれるそうです。

 また、津南町は養豚も盛んで、町内産の豚肉を使ったトンカツも人気です。この養豚で得られた堆肥を、スイートコーンなどの畑に活用する農家も多いそうです。

 

「将来の津南をつくる人を育てる」桑原町長の思い

 津南町で生まれ育った桑原悠町長にお話を伺いました。

 

桑原町長

 

―東京の大学・大学院を経て、Uターンされたきっかけは何だったのでしょうか?

 津南町は、私が子どもの頃はもっと積雪量があり、1年の半分近くは「曇天」でした。それが嫌で、一度東京の大学に進学したのですが、大学院で公共政策を学んでいる時、長野県北部地震が発生し、津南町は震度6弱の揺れに見舞われました。その瞬間、「一刻も早く故郷に戻って手伝わなければならない」という思いに駆られ、Uターンしました。

 

―2人のお子さんを育てる“お母さん”でもあります。

 就任した時は1歳半と3歳でしたが、今は2人とも小学生になりました。津南で結婚して、出産して母親になり……。子育てとの両立はすごく大変でしたが、「この子たちが大人になった時に、将来の負担を残さずに良いかたちで町を引き継ぎたい」という思いが原動力になりました。

 

―そうした子どもたちへの思いも含めて、今後の町への期待を教えてください。

 「将来の津南をつくる人を育てる」を理念のひとつに掲げ、教育に力を入れてきました。少子化が進むなかで、心身ともに健康な人材の育成や若い時からまちづくりに関わる主権者教育はますます重要になってきます。AI教育などのソフト面も含めて、そうした路線を継続してほしいと願っています。

 

―最後に、津南の魅力のPRをお願いします!

 自然が豊かで食べものがおいしいことですね。米どころの新潟ですが、津南には野菜も肉も花きもあります。私の推しは柔らかくてみずみずしいアスパラガスです。これからの季節だと、スイートコーンも甘くておいしいですよ。子どもと一緒にひまわり迷路にも行きますが、夏はビタミンカラーを見ると元気が出ますよね。
 同じ雪国文化を育んできた周囲の市町村も含めて、たくさんの魅力的なスポットがありますので、ぜひ足を運んでいただき、観光地を盛り上げていただければうれしいです。

 

 

< 地域の魅力に関する情報を大募集!>

 今回の「地域の魅力発信シリーズ」はいかがでしたか?経営理念「地域社会の共栄」やスローガン「より、そう、ちから。」を掲げる東北電力グループ。皆さんにも思い出の場所、大事にしたい地域や文化があるのではないでしょうか。BRIDGEでは私たちの事業基盤である東北・新潟各地域の個性あふれる魅力の発信を強化していきたいと考えています。

 総務・地域共創部門では、皆さまからの投稿・情報提供をお待ちしています。「我が地域の魅力を紹介したい!」という方は、おすすめスポット(観光・グルメ・伝統文化など)とエピソードを添えて、下記担当者へご連絡ください。執筆した記事を寄稿いただくことでも良いですし、必要に応じてBRIDGE取材班が現地取材に同行することも可能です!地域の魅力発信をきっかけに地域の方々とのコミュニケーションを深めてみませんか!

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 担当者:総務・地域共創部門(地域共創・広報ユニット) 亀澤、小山、佐々木(由)

 

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