
「CIGRE2023仙台大会の企画・運営」の社長賞受賞を受けて
送変電建設センター(送電)は、CIGRE(国際大電力会議)において、SCB2(架空送電)国内分科会の事務局(以下、SCB2事務局)を担っています。 SCB2事務局が主催し、2023年9月29日から10月7日まで行われた国際会議CIGRE2023仙台大会には、海外から113名、国内から236名が参加しました。これに伴い、国際的な技術交流、日本ならびに東北電力ネットワーク(以下:東北電力NW)のプレゼンスの向上が図られたことから、SCB2事務局を含む送変電建設センター(送電、総括)によるCIGRE2023仙台大会の企画・運営の一連の活動に対して、2023年度(2回目)の社長賞が贈られました。
社長賞の受賞に伴い、 SCB2事務局は CIGRE2023仙台大会でスタッフとして対応した送電部門の若手技術者6名に、今回の経験を今後の業務に活かしてもらうことを目的に、大会準備・当日運営の振り返りおよび座談会などを企画・実施しました。
座談会に先立ち、CIGRE2023仙台大会のオープニングセレモニーで歓迎スピーチを行った山田副社長と送電若手技術者との面談が行われました。今回参加した送電若手技術者は以下の6名です。(所属は2024年5月当時)
・宮城支社(送電) 小野 幹男さん
・福島支社(送電) 加藤 雅大さん
・仙台電力センター 送電課 阿部 秀捷さん
・仙台電力センター 送電課 尾留川 万季さん
・新潟電力センター 送電課 折原 真織さん
・酒田電力センター 送電課 澤田 良輝さん
(関連リンク)■東北電力ネットワーク■2023年度社長賞授与式
山田副社長と送電若手技術者との面談
当初緊張した様子の参加者でしたが、山田副社長が入室し、温かい労いの言葉がかけられ和やかな雰囲気になりました。山田副社長からは、下記のように励ましの言葉がありました。
「CIGRE2023仙台大会は用意周到に準備いただき、大成功を収めました。大会中、日本の若手技術者が堂々と発表していたことが印象的でした。このような国際学会の主催者側に関われるのは本当に貴重で、良い経験であり、大きな刺激を受けたものと思います。世界の技術は、日本の技術を世界に発信することでより近くなります。海外を相手に発信・情報収集するのは大変ですが、今後の役に立つので、頑張ってください。また、語学力を維持向上しつつ、日常業務の傍らで、皆さんのような柔軟な頭を使って新技術の提案も行っていただきたいです。そして、それができるのは周りの職場の人や、工事会社・メーカの方々の支えのおかげであることも忘れないでください。今後の活躍に期待しています」

送電若手技術者他と山田副社長との集合写真
送電若手技術者座談会
山田副社長との面談後、参加者による座談会が行われました。大会の準備や当日運営の経験や苦労を振り返るとともに、「送電工事における仮設工事方法や再エネ連系線の停止調整」「デジタルツインを用いた保守業務」「女性送電技術者の活躍ぶり」を始め課題解決につながる多様なテーマについて海外の事例を参考に意見交換を実施しました。参加者からは職場での経験を踏まえた積極的な発言がみられました。また、海外の効率化事例がRC制度に対応するうえで参考になること、景観への配慮が必要な鉄塔も観光スポットになり得ることなどに関するディスカッションも行いました。座談会後、参加者からは、「良いアイデアも議論することでさらに新しい着眼点が得られた」、「想像で終わらせず実現の可能性が深められた」などの感想があり、職場を超えて若手同士での交流を深めるよい機会となりました。


座談会でディスカッションする送電若手技術者
送変電建設センター大規模連系線工事現場の見学
座談会後、現在工事中の送変電建設センター大規模連系線工事現場を見学しました。見学後には、「超高圧の大規模工事を間近で見ることができて、非常に良い経験になった」、「今まで見たことのない規模の工事だったので、そのスケールの大きさに圧倒された」、「超高圧送電鉄塔に腕金を取り付けるという貴重な瞬間を現場で見ることができて感慨深かった」との感想が寄せられました。

工事に使用する資材を保管する資材置き場(左) 鉄塔組立現場(塔高は132mで当社管内2番目の高さ)(右)

送電若手技術者他と工事会社の方々との集合写真

送電若手技術者とSCB2事務局との集合写真
今回の座談会で送電若手技術者は、大いに刺激を受けた様子でした。SCB2事務局では、これからも業務に役立つ海外技術の情報収集、国内技術の発信に努めていくこととしています。