素朴な疑問にお答え!

素朴な疑問にお答え!よく分かるサステナビリティ
第9回~8つのサステナビリティ重要課題を解説(E:環境編)~

 9月30日に「東北電力グループ統合報告書2022」が発行されたよね!ちらっと見てみたけど、東北電力グループの取り組みが様々な角度から説明されていて、とても勉強になりそう!サステナビリティ重要課題の記載もあったわ。

 第7回、第8回と話を聞いてきて、重要課題を特定する必要性やプロセス等については理解したけど、8つの重要課題のそれぞれの内容について、もう少し掘り下げて教えてほしいな。

 「統合報告書」、さっそく見てくれたんだね!「統合報告書」は財務面(売上や利益など)と非財務面(人財・知財などの無形資産の強化やESGへの的確な対応など)の両面から企業の中長期的な成長に向けた取り組みをステークホルダーに訴求する資料なんだ。
 同時に発行された「サステナビリティレポート」と併せて読んでみると、グループの「今」と「これから」がよくわかるよ。一番下にリンクを掲載したから、是非じっくり読んでみてね!

 さて、重要課題の具体的内容だね。8つの重要課題は、「E:環境」「S:社会」「G:ガバナンス」の大きく3つに分けられるんだ。これから、4回(第9回~第12回)に分けて一つひとつ丁寧に解説していくね。

 1回目は「E:環境」編だ!下図赤枠の3つについて解説するよ。

 

 「カーボンニュートラル」、「循環型社会」、「生物多様性」・・・これはわかるわ!要するに10年以上前から取り組んできたCSR活動と一緒ということでしょ?

 ちょっと待って!サステナビリティとCSRは考え方が違うんだ。ここは非常に大事なポイントだよ。

 あれ!?サステナビリティってCSRのことじゃないの!?
 そういえば第4回でもそんなことを聞いたような・・・CSR(Corporate Social Responsibility)って「企業の社会的責任」のことよね?

 そのとおり。CSRもサステナビリティも社会に価値を提供するという点では同じだけれども、CSRはこれまで、企業活動が環境や社会に及ぼすマイナスの影響を解決することに主眼が置かれ、どちらかといえば「収益を追求しない社会貢献活動」と認識されてきたんだ。
 一方、サステナビリティは企業活動を通じて環境や社会にプラスの影響を与えていくものであり、企業にとっても取り組めば取り組むほど企業価値が向上するものなんだよ。
 CSRが文字通り「企業の」であるのに対し、サステナビリティは自社だけではなくサプライチェーンも含めた取り組みが求められ、社会全体で課題を解決していくという点も大事なポイントだね。

 そっか、今まで環境や社会貢献の取り組みはコストだと思っていたけど、取り組むことで、将来の会社の利益にも繋がるのね!俄然、やる気が出てきたわ!
 さ!では早速、重要課題を見ていきましょう!まず「カーボンニュートラルへの挑戦」ね!
 これは重要課題に選ばれたのも何となくわかる気がする。

 カーボンニュートラルは地球温暖化や異常気象を防ぐために重要だというのはもはや共通認識だしね。当社にとっては、異常気象が頻発すれば設備被害が増加するため、復旧コストが増大するし、電力の安定供給にも大きな影響を及ぼすんだ。
 また、カーボンニュートラル実現に向けた社会の動きや、ESG経営に対する関心の高まりなどのステークホルダーのニーズの変化を捉えて、社外からの評価やビジネスチャンスの獲得につなげることが重要なんだ。具体的には、環境への負荷を減らしたいお客さまへのCO2フリー料金プランの提供などが挙げられるかな。CO2フリー料金プランに関する詳しい内容は当社HPの「再エネ電気料金プラン」に掲載されているよ。

 カーボンニュートラルにチャレンジすることは、自然環境だけではなく東北電力グループの成長にとっても重要なことね。
 具体的には何に取り組むんだっけ?

 確かに「カーボンニュートラルへの挑戦」だけだと、具体的にどのような取り組みを実施していくのかが見えにくいよね。
 それを見える化するために、8つの重要課題には、個別主要課題をそれぞれ定めているんだ。個別主要課題は、T-nextに登録の「東北電力グループのサステナビリティ」にも掲載されているよ。
 他にも、当社HP(カーボンニュートラル2050)にカーボンニュートラルに向けた取り組みが掲載されているからぜひ見てね。

カーボンニュートラルへの挑戦 イメージ

 そうだ!個別主要課題がT-nextにも掲載されていたよね。この取り組みを実施していけば良いのか。

 そうだね。個別主要課題を見てわかるとおり、「カーボンニュートラル」を実現するためには、様々な角度からのアプローチが必要になるんだよ。

循環型社会の形成、生物多様性の保全 イメージ

 それじゃあ次は「循環型社会の形成」と「生物多様性の保全」について教えてちょうだい。
 「循環型社会の形成」は、今までも何となく目にしたことのあるキーワードだけど、カーボンニュートラルよりはピンと来ないかな・・・。
 そして、「生物多様性の保全」は「E:環境」の中ではもっともピンと来ないかも。

 循環型社会とは、廃棄物の発生抑制、資源の循環的な利用と適正な処分を確保することによって、天然資源の消費を抑制し、環境への負荷をできる限り低減させる社会なんだ。
 また、発電設備を作るときは、生物多様性の保全に配慮して設備を作っているんだ。このことは、自然豊かな東北・新潟地域の環境を守り、地域の持続的な発展にもつながるんだよ。

 確かに、自然環境に配慮しないで設備を作れば、地域社会からの信頼を失うことになるわね。資源の有効活用と地域環境の保全が中長期的には東北電力グループの成長を支えることになるのね。

 そのとおり。あと、身近なところで考えれば、廃棄物の発生抑制・有効活用を推進していけば、廃棄に係る費用削減にも繋がるよね。
 私たちは自然の恩恵を受けて事業を営んでいるということを忘れてはいけないね。

 よくわかったわ!
 「生物多様性の保全」について、T-nextに色々と事例が紹介されていたけど、もう少し詳しい内容を知りたい場合は何を見れば良いかな?

 当社の「生物多様性の保全」に関する詳しい取り組み内容は、当社HPの「生物多様性に関する取り組み」に掲載されているよ。是非見てみてね。

 よしっ!時間がある時に当社HPを確認してみるねー。
 それじゃあ、次の重要課題ね。この・・・

 ちょっと待って!!少し長くなってしまったから、最初に約束したとおり今回はここまでにしよう!

 なお、今回解説した「E:環境」編について、「統合報告書2022」や「サステナビリティレポート2022」に詳しい取り組み内容が掲載されているから、そちらも是非確認してみてね。

 それじゃあ、次回は、「S:社会」編だ。質問の内容を整理しておいてねー。

 はーい!次回も沢山質問しちゃうからねー。

統合報告書2022(※画像をクリックすると遷移いたします)

「カーボンニュートラルへの挑戦」・・・P23~27
統合報告書2022「カーボンニュートラルへの挑戦」

サステナビリティレポート2022(※画像をクリックすると遷移いたします)

「カーボンニュートラルへの挑戦」・・・P15~19
「循環型社会の形成」・・・・・・・・・P29~31
「生物多様性の保全」・・・・・・・・・P32~33
統合報告書2022「カーボンニュートラルへの挑戦」

これまでの「よくわかるサステナビリティ」はこちらからチェック!

第一回 ~ところでサステナビリティって何?~
第二回 ~なぜ、”今”サステナビリティに取り組むの?~
第三回 ~実は”創立前”からあったサステナビリティの考え方~
第四回 ~これまでと何が変わるの?サステナビリティ方針のポイントとは~
第五回 ~サステナビリティに関する情報開示 統合報告書って何?~
第六回 ~私たちが取り組むサステナビリティ~
第七回 ~サステナビリティ重要課題の特定~
第八回 ~サステナビリティ重要課題はどのように特定されたか~

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