
建築部門女性技術者の活躍の場を広げるために
今回の現場研修は東北電力企業グループの建築部門に所属している女性技術者の設計および現場管理、工事監理スキル向上などを目的に行われ、またあわせて、特に女性比率が少ない会社において女性技術者が孤立してしまわないよう、会社の垣根を超えた「相談しやすい仲間」を作り、将来へ向けた連携を強化することも狙いとなっています。研修は全3回で予定されており、いずれも新設工事が行われている秋田県秋田市の河辺変電所で行われます。
参加者は発注者である東北電力ネットワーク、施工を担うユアテック、設計を担う東北開発コンサルタントの3社から参加した計8名の女性建築技術者。工事への関わり方はそれぞれ違いますが、現地では施工状況を直接確認しながら、参加者がそれぞれの立場から意見を出し合うことで価値観を共有し、結束力の向上を図りました。
研修現場となった河辺変電所は、電力広域的運営推進機関による「東北北部エリアにおける電源接続案件募集プロセス」に係る基幹系統整備計画の一環で建設するものです。延床面積約690㎡という、東北電力ネットワークの変電所の中でも大規模な建屋であり、基礎工事から鉄骨工事までの一連の流れを現場で学ぶことで、大規模な新設工事に対する生きた経験を得られることから、今回の研修現場に選定されました。

第1回 杭打設工事と交流会
記念すべき第1回は、本館建物の荷重を支える「杭工事」に関する研修でした。
まずは現場事務所で工事の概要を学び、いよいよ現場へ。杭工事の規模の大きさに驚きつつ、使用している機械や工法について詳しい説明を受けました。研修に参加した3社は普段担当している分野がそれぞれ異なるため、質問の内容も様々。最初は会社ごとにまとまって話を聞いていましたが、質問が重なったタイミングなどをきっかけに一緒に聞くようになり、研修後半では参加者同士で教え合う場面や、異なる会社同士のペアで現場を確認する姿も見られました。
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第2回 配筋工事と交流会
第2回の研修で立ち会ったのは、本館の「基礎の配筋工事」。研修は現場の朝礼に参加するところからスタートし、参加者はその日の作業の確認や注意点を話し合う様子を見て、現場での認識合わせの大切さを学びました。
続いて、現場事務所で概要説明を受けた後、基礎配筋の現場へ。足場を使用して掘削底面に向かい、基礎の配筋を見学しました。その後墜落防止器具を使用した参加者は掘削底面まで降り、建物を支えるための基礎の重要性を身をもって感じました。この日説明を受けた鉄筋の太さや接続部の配筋状況は、コンクリート打設後には見えなくなってしまう部分であるため、新鮮な体験に参加者は興味津々。現場代理人や職人の方々とも積極的にコミュニケーションをとり、施工管理への理解が深まる時間となりました。
夜には交流会も開催され、プライベートの話でも盛り上がりました。
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第3回の研修に向けて
第3回の研修では、鉄骨工事の立会いが予定されています。
東北電力ネットワーク土木建築部では第3回の研修について、これまで培ってきた関係性をより強固なものにしていけるよう、更に充実した内容の研修を目指すとともに、それまで少し日が空いてしまうため、参加者向けに開いたチャットルームを通じて日常的なコミュニケーションを行っていくとのことです。