よりそうインタビュー
第14回 総務・地域共創部門 渡部 彩さん

お客さまや地域への強い思いを持つ社員の皆さんを紹介する「よりそう インタビュー」!今回は、総務・地域共創部門の渡部彩さんです。

東北・新潟の未来を紡ぐ

総務・地域共創部門(ワクワク共創チーム) 渡部 彩 主査

・福島県いわき市出身

・2015年入社。山形支店(法人営業)、宮城支店(総務)、東京支社(総務)での勤務を経験後、本店の事業創出部門で新規事業を手掛ける。東北電力フロンティアへの出向を経て、2025年4月総務・地域共創部門内に発足したワクワク共創チームで活躍中

・プロ野球(東北楽天ゴールデンイーグルス)が好きで、特に岸孝之投手の大ファン

 

 

──渡部さんの「より、そう、ちから。」とは何でしょうか。

 地域課題の仕事は前向きに、かつ楽しんで取り組まなければいけないと思っています。私たちのチームの名称は「ワクワク共創チーム」。東北・新潟には、人口減少や少子高齢化、地域産業の衰退などさまざまな地域課題がありますが、ネガティブにはなりたくない。ワクワクしながら明るい未来を創っていけるよう、「東北・新潟の未来を紡ぐ」というメッセージにしました。

 

 

 

「CN」「DX」「人財」の切り口で、地域を元気に

──担当している業務について教えてください。

 2025年4月に発足したチームで地域課題解決に向けた取り組みを行っています。現在は部長以下5名というコンパクトな体制で、「カーボンニュートラル(CN)」「デジタルトランスフォーメーション(DX)」「人財」の切り口から、自治体などに対して課題の解決策を幅広く提案することを中心に活動しています。

 

──どうしてその部署を志望されたのですか。

 私が就職活動をしていた時期は、東日本大震災から2~3年しか経っておらず復旧・復興の途上であり、「東北の復旧・復興に携わりたい」「地域を元気にしたい」と思ったことが、当社に入社するきっかけでした。

 これまで携わってきた仕事も十分やりがいを感じておりましたが、心のどこかに「地域課題」と向き合う仕事をしてみたいとずっと思っていました。そのような時に、ワクワク共創チームの新設にあたり特定社内公募制度でメンバーを募集していることを知り、就職活動時から一貫して持ち続けている思いをより直接的に体現できると考え、直感的に「これだ!」と感じて応募しました。

 

──具体的には、どのようなことに取り組まれているのでしょうか。

 私が担当しているのは、「農業由来カーボン・クレジットの活用」です。長い間、田んぼに水を張っていると、有機物が活性化されて温室効果ガスの一つであるメタンが生成されるのですが、田んぼから水を抜く期間(中干し)を延長し、温室効果ガス(メタン)の排出量を削減すると、その差がJ―クレジット制度※1に基づいて認証を受けた「カーボン・クレジット」になります。当社は、東北・新潟で創出されたクレジットをスタートアップ企業の株式会社フェイガーを介して購入しています。

 

 

 東北・新潟は全国有数の米どころですが、近年、その経営は厳しい状況が続いています。これからも地域で収穫されたおいしいお米が食べられるよう、地域の生産者の方々を支えたいという思いから生まれた取り組みです。  

 カーボン・クレジットの購入により、生産者の方々にとっては、新たな収入源(クレジットの報酬金)が確保され、後継者の育成や設備の導入などにつながりますし、当社にとっては購入したクレジットを当社が主催・協賛するイベントや当社事業所の一部から排出される温室効果ガスのオフセットなどに活用することができます。

 この分野で高い実績を有する(株)フェイガーは、生産者の方々へ適正な利益を還元することをとても大切にしている会社で、「生産者ファースト」の精神を掲げています。そういったところも、当社が目指すサステナブルな農業の方向性と合致すると思い、一緒に取り組みを進めたいと思いました。

※1 J―クレジット制度:省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用、適切な森林管理、農業での取り組みなどによって削減または吸収された温室効果ガスの量を、「クレジット」として国が認証する制度

 

ENEX(エネルギーイノベーション総合展)での出展の様子

 

 

前例がないこと=柔軟なアイデアを生かす絶好の機会

──仕事をするうえで大切にしていることは何でしょうか。

 「感謝の気持ちを持つこと」です。入社以来、間接部門を含めてさまざまな部署や業務を経験してきました。私たちのチームの取り組みに注目していただく機会も多いのですが、その活動は社内外のさまざまな方々に助けていただきながら展開できていることを忘れないよう、仕事に向き合っています。

 

──やりがいを感じるのはどんな時でしょうか。

 昨年9月に自分が担当する「農業由来カーボン・クレジットの活用」をプレスリリースできた時は、それまでの苦労も経験したからこそ達成感にあふれました。会社として前例のない取り組みに携わるのは、初めてのことでした。

 社外でもイベントなどでクレジットを活用しオフセットをしている事例が少なく、プレスリリースするまでには、社内外の各種調整などさまざまな苦労がありました。それでも、9月の定例記者会見で、社長自らこの取り組みを紹介してくださり、すごくうれしかったです。

 未知への挑戦だからこそ、柔軟なアイデアを生かし、自分の色に染められる絶好の機会と捉え、社内外の関係者の方々に助けていただきながら、前向きに取り組んでいます。

 

「生産者ファースト」の精神で寄り添いたい

──今後の目標や展望について教えてください。

 地域に寄り添うことを大切にしている東北電力が、東北・新潟の深刻化する地域課題に向き合うことは重要なことだと思います。今後、社内外から私たちの活動を認めてもらい、会社にとっても地域社会にとっても「ワクワク共創チームって絶対に必要だよね」と言ってもらえるような存在にしていきたいです。

 

 

 担当する「農業由来カーボン・クレジットの活用」においては、いずれはクレジットの購入だけでなく、中干し期間を延長した生産者の方と交流できる機会も積極的に作っていきたいと考えています。地域社会や生産者の方々によりそいながら農業の維持・発展に寄与し、チームも私自身も成長していきたい。地域課題対応の仕事はすぐに成果が見えるものではありませんが、100年先も東北・新潟が元気で魅力的な地域であり続けられるように貢献したいと思っています。

 

 

バックナンバーはこちらから!

第1回「いわき電力センター・佐藤那奈さん」

第2回「むつ営業所・森川豊さん」

第3回「酒田電力センター・玉手孝欣さん」

第4回「能代火力発電所・齊藤海里さん」

第5回「上越電力センター・川上浩司さん」

第6回「宮城発電技術センター・長朶このみさん」

第7回「水沢電力センター・太田龍之介さん」

第8回「東新潟火力発電所・押部泰佑さん」

第9回「新潟支店・佐藤大知さん」

第10回「福島支社・佐藤仁彦さん」

第11回「燃料部・吉永朱里さん」

第12回「原町火力発電所・小野颯士さん」

第13回「青森電力センター・高橋健太さん」

 

イイね!
ページトップへ戻る